「この動画開始時の4番手の馬に注目せよ」 海外競馬で生まれた仰天レース映像が話題
海外競馬の障害レースで珍しい“直線一気”が生まれた。ラスト1ハロンで平地のような鬼脚が炸裂し、大逆転勝ち。海外メディアは「6馬身差から999-1馬身差で勝利」「劇的に追い詰め、信じられない勝利」と報じていたが、その驚きのレース映像が話題に。ファンからは「見るに値する」「クレイジー」などの声が寄せられ、反響が広がっている。
英マーケットレーゼン競馬場の障害レースで驚きの結末
海外競馬の障害レースで珍しい“直線一気”が生まれた。ラスト1ハロンで平地のような鬼脚が炸裂し、大逆転勝ち。海外メディアは「6馬身差から999-1馬身差で勝利」「劇的に追い詰め、信じられない勝利」と報じていたが、その驚きのレース映像が話題に。ファンからは「見るに値する」「クレイジー」などの声が寄せられ、反響が広がっている。
「この動画が始まった時に4番手の馬に注目してください」
こんなフレーズとともに投稿したのは、英競馬番組「レーシングTV」公式ツイッターだ。10日に英マーケットレーゼン競馬場で行われた芝4800メートルの障害レースは6頭立て。アイルランド調教馬のハリーデュベルレは終始4番手でレースを展開したが、最後の直線に入ってもポジションを上げられず、先頭と10馬身以上の差があった。「レーシングTV」が紹介した映像が始まったのはここからだ。
直線1つ目の障害の飛越で前を行く馬がバランスを崩し、3番手に上がり、最後の障害も飛んでラスト1ハロンを切ったが、それでも6、7馬身の差はある。しかし、ここからギアが上がった。2番手の馬を抜くと、脚が上がってきた先頭のフォーズリースピリットに1完歩ごとにぐんぐん迫る。4馬身、3馬身と凄まじい勢いで差を縮めていく。そして、わずかにとらえたところでゴール板を通過。ハナ差だけ差し切ったのだ。
障害レースは大差がつくことも珍しくなく、ゴール前の接戦になることはあるが、ここまで豪快な末脚で差し切ることは稀といえる。英専門誌「レーシングポスト」も「6馬身差から999-1馬身差で勝利」「劇的に追い詰め、信じられない勝利」と報じたレース。ネット上でも話題になり、レース映像を投稿した「レーシングTV」にも多くの海外ファンのコメントがつけられた。
「すげーフィニッシュだ」「アメージング!」「最高の走り」「見るに値する」「クレイジー」などの声が続々。平地レースと比べるとどうしても注目度は落ちる障害レースではあるが、1頭の馬が炸裂させた末脚は大きな反響を呼ぶことになった。
(THE ANSWER編集部)