海外障害レースで超レア展開 鬼脚で直線ぶっこ抜き、英メディア「1/1000馬身差の勝利」
海外競馬の障害レースで珍しい“直線一気”が生まれた。ラスト1ハロンで平地のような鬼脚が炸裂し、大逆転勝ち。海外メディアは「6馬身差から999-1馬身差で勝利」「劇的に追い詰め、信じられない勝利」と報じ、驚きのレース映像が話題になっている。
英マーケットレーゼン競馬場の障害レースで驚きの結末
海外競馬の障害レースで珍しい“直線一気”が生まれた。ラスト1ハロンで平地のような鬼脚が炸裂し、大逆転勝ち。海外メディアは「6馬身差から999-1馬身差で勝利」「劇的に追い詰め、信じられない勝利」と報じ、驚きのレース映像が話題になっている。
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平地と見間違うラスト1ハロンの大逆転だった。10日に英マーケットレーゼン競馬場で行われた芝4800メートルの障害レースは6頭立て。アイルランド調教馬のハリーデュベルレは終始4番手でレースを展開したが、最後の直線に入ってもポジションを上げられず、先頭と10馬身以上の差があった。直線1つ目の障害の飛越で前を行く馬がバランスを崩し、3番手に上がり、最後の障害も飛んでラスト1ハロンを切ったが、それでも6、7馬身の差はある。しかし、ここからギアが上がった。
2番手の馬を抜くと、脚が上がってきた先頭のフォーズリースピリットに1完歩ごとにぐんぐん迫る。4馬身、3馬身と凄まじい勢いで差を縮めていく。そして、わずかにとらえたところでゴール板を通過。ハナ差だけ差し切ったのだ。
障害レースは大差がつくことも珍しくなく、ゴール前の接戦になることはあるが、ここまで豪快な末脚で差し切ることは稀といえる。英専門誌「レーシングポスト」は「ラストで6馬身差つけられたが、999-1馬身差で勝利を奪った」と超僅差の勝利を報道した。
記事では「ハリーデュベルレは、最後の直線でフォーズリースピリットをドラマチックに追い詰め、信じられない勝利を収めた」とゴール前の大逆転について伝えた。記事によると、管理するニック・ケント調教師は「最後の坂で息切れしてしまったと思ったが、そうではなかった。エネルギーが蘇ったんだ」と語っており、トレーナーも驚きを隠せない結末になったようだ。
(THE ANSWER編集部)