衰え知らずの羽生結弦に大国ロシア驚愕 アイスショーの構成に「競技会レベルの状態だ」
フィギュアスケートで五輪2大会の金メダルを獲得したプロスケーター・羽生結弦が4日から2日間、横浜で行われた初の単独アイスショー「プロローグ」で華麗な滑りを披露。チケットも争奪戦となった舞台で、詰めかけたファンを魅了した。この模様はフィギュア大国ロシアでも高い関心が持たれている。
初の単独アイスショー「プロローグ」をロシアメディアも報道
フィギュアスケートで五輪2大会の金メダルを獲得したプロスケーター・羽生結弦が4日から2日間、横浜で行われた初の単独アイスショー「プロローグ」で華麗な滑りを披露。チケットも争奪戦となった舞台で、詰めかけたファンを魅了した。この模様はフィギュア大国ロシアでも高い関心が持たれている。
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ロシアメディア「sportsdaily.ru」は「ハニュウは一人で1万の人々を集めた。ISU(国際スケート連盟)から去った日本人は素晴らしい競技会用のコンディションにある」と見出しを打って特集。羽生がプロ転向から4か月過ぎ、アイスショーを上演したことを伝えた。「伝説的な日本人が自身の新しい道において何をするのかすべての人が興味を持っていた。そして、彼は自身のソロのアイスショー『プロローグ』を上演し、少し秘密のベールをあげてみせた」と記した。
羽生が「これから始まる物語に向けてのプロローグ」などと今回のショーに込めた想いを語ったコメントも紹介。記事は「平昌五輪の後では、ハニュウは単にリンクに出て自分の存在で観衆を喜ばせるだけで十分だと言われていたが、もしあなたが、ユヅルが特に気を張り詰めず単に2、3のエキシビションプログラムを滑り、去ったと思っていたら、大きく間違っている」とし、いかに羽生が今回のショーに情熱を注ぎ、圧巻の内容だったかを強調した。
そして、競技時代のナンバーも織り交ぜながら、高難度のジャンプを次々と飛んだプログラム内容を詳報。「合計でハニュウは8つのプログラムを滑りきった――そのうちの5つが競技会用のプログラムで、多くが彼のキャリアの始まりと結びついていた。だてにショーが『プロローグ』という名であるわけではない」と唸った。一方で「一つ完全に新しいプログラムがあった」と特筆し、注目したプログラムがあった。それが、羽生自身が振り付けした「いつか終わる夢」だった。
「このプログラムの意味を説明しながら、彼はそもそも、自分の夢は2度の五輪王者になることだったと語った。彼はこれを達成したので、この夢は終わった。その後、彼は公式な試合で4回転アクセルを歴史上初めて跳ぶスケーターになるという昔からの夢へ戻った」と羽生のコメントも紹介しながら伝えた。
(THE ANSWER編集部)