GP初出場3位の住吉りをん、カナダ元選手が4回転挑戦を称賛「シニアでトップに立てる」
5日にフランス・アンジェで行われたフィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦フランス杯、女子フリーでGPデビュー戦の住吉りをん(オリエタルバイオ/明大)が自己ベストを更新し、5位だったショートプログラム(SP)から3位に入った。シニア転向初戦での表彰台ゲットに、カナダ公共放送の番組ホストを務める元アイスダンス選手は前向きな姿勢を評価。「もっと見るのが待ちきれない」とコメントしている。
GPシリーズ第3戦フランス杯
5日にフランス・アンジェで行われたフィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦フランス杯、女子フリーでGPデビュー戦の住吉りをん(オリエタルバイオ/明大)が自己ベストを更新し、5位だったショートプログラム(SP)から3位に入った。シニア転向初戦での表彰台ゲットに、カナダ公共放送の番組ホストを務める元アイスダンス選手は前向きな姿勢を評価。「もっと見るのが待ちきれない」とコメントしている。
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GPデビュー戦で果敢にチャレンジした。フリー冒頭で4回転トウループに挑むも転倒。しかし、その後は3回転ルッツなどをしっかり跳んで加点を引き出した。フリーの130.24点は自己ベスト。シニア転向でいきなり結果を出した。
カナダの公共放送「CBC」の公式YouTubeチャンネルの番組ホストを務める元アイスダンス選手アッシャー・ヒル氏は動画内で住吉を紹介し、前向きなチャレンジを称賛した。
「昨年の世界ジュニア選手権での8位以外ではあまり知られていない選手。今季シニアデビュー。ショートプログラムでは最後の3回転ルッツで大きなミス。挽回しなければいけなかったが、フリーで挽回した。冒頭で大きな4回転トウループ。転倒するも、今季のGP女子で初めて4回転ジャンプを跳んだ選手に。これは大きなポイントだ」
ヒル氏は住吉の素質にも注目。「彼女は全てを持ち合わせている。4回転は準備万端のようだし、多くのスケート技術は素晴らしかった。プレゼンテーションはもう少し欲しいところだったが、シニアでトップに立てるほど成熟している」とした上で、「彼女をもっと見るのが待ちきれない」と今後の演技を早くも心待ちにしている。
フランス杯に出場した他の日本女子勢は河辺愛菜(中京大中京高)が6位、松生理乃(同)は7位だった。住吉は次戦にGPシリーズ第5戦のNHK杯(11月18日~、大阪)を予定している。
(THE ANSWER編集部)