日本ハム、少年野球場の改修プロジェクトで対象1球場の完成式実施 田中賢介SAも仕上げに参加
プロ野球・北海道日本ハムファイターズは、「ダイヤモンド・ブラッシュ」プロジェクトの2022年度対象球場の一つに選定された中ノ沢少年野球場(札幌市南区中ノ沢)の改修が終了し、11月5日に完成セレモニーを開催。田中賢介スペシャルアドバイザー(SA)をはじめ、連盟所属チームの選手・関係者、協賛企業・団体の関係者が出席した。
「ダイヤモンド・ブラッシュ」プロジェクト、中ノ沢少年野球場が改修完了
プロ野球・北海道日本ハムファイターズは、「ダイヤモンド・ブラッシュ」プロジェクトの2022年度対象球場の一つに選定された中ノ沢少年野球場(札幌市南区中ノ沢)の改修が終了し、11月5日に完成セレモニーを開催。田中賢介スペシャルアドバイザー(SA)をはじめ、連盟所属チームの選手・関係者、協賛企業・団体の関係者が出席した。
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同プロジェクトは日本ハム球団が2019年に立ち上げたもので、北海道内の子どもたちが安全で快適にプレーできる環境を整えるため、「ファイターズ基金」から工費の一部を寄付し、自治体や球場管理団体、施設利用者、地元企業などと共同で少年野球場を修繕、整備していくもの。「みんなで作り上げる球場」がプロジェクトの主旨だ。
1991年完成の中ノ沢少年野球場は年々グラウンドの水はけが悪くなり、内外野のフェンスは手作りで、積雪により傷みが生じるため春になると修繕に時間と費用を要してきた。このような状況から大会を開くことができず、主として各チームが練習で使うのみの状態が長年続いた。
南区役所とともに申請した藻岩地区野球スポーツ少年団の亀澤一司会長は「多くの少年野球チームは創部40年から50年を経過し、球場自体も劣化が進む一方で全面改修されることは少ないのが実情。今後は大会も行い、少年野球の底辺拡大につなげたい」と語っていたという。
プロジェクトのメインスポンサーである株式会社鈴木商会には廃材の処理やベンチの寄贈、プロジェクトサプライヤーの株式会社カナテックにも簡易トイレとダッグアウトを提供してもらったほか、作業参加や資金面などで各団体・企業、チーム関係者・保護者の支援と協力を受け、改修が完了した。
改修作業最後の工程として田中SAが外野フェンスの仕上げ塗装をし、テープカットや記念撮影などで完成を祝った。イベント後、田中SAは「子供たちにとって環境が整うというのは重要なことだと思います。たくさんの方の協力があり、我々の方が素晴らしい活動に参加させてもらっていると感じます。今後もこうした旗振り役を続けていけたら」と話した。
また、セレモニーには札幌市南区出身で、中ノ沢少年野球場に隣接する東海大四高(現東海大札幌高)、東海大札幌キャンパス出身の日本ハム・今川優馬選手が音声メッセージを寄せ「高校生、大学生に負けないくらい元気いっぱいのプレーをみせてほしいと願っています。将来、プロの世界で僕と一緒にプレーする選手が出てきてくれたら最高です」と呼び掛けた。
選手を代表し、FREEDOMの山崎琥珀主将は「以前はイレギュラーしたり雨が降るとしばらく使えないこともありましたが、目いっぱい野球を楽しめる環境が整ってとてもうれしく思います。」とお礼を述べた。
(THE ANSWER編集部)