「ドイツ戦は酒も1杯くらいしか飲めんな」 W杯日本代表発表に久保竜彦が中目黒でつぶやく
一番の楽しみはドイツ戦「酒も1杯くらいしか飲めないんじゃないか」
自身はジーコジャパン時代、主力として活躍。日本人離れした身体能力を駆使し、左足から強烈なシュートを放つ。日本が待ち焦がれたストライカー出現。ファンの語り草となったゴールも少なくない。誰もが“世界との差”を埋めてくれると期待した。しかし、度重なる怪我で06年ドイツ大会は落選した。
今、その“世界との差”を埋めようと戦う日本代表をどう見るか。
「見るからに(日本の)選手は上手くなってるから。それと同じくらい世界も上手くなってると思うし、その差は変わらんと思うよね。一瞬、隙を作ったらやられる。なんちゅうか、そういう差がある。一番上手い人を狙ってくるから、強いチームは。
一番上手い人が持っているのを奪って仕掛けると……。同じチームのヤツはそいつにボールがある時点で、ほっとするじゃないけど、『奪われることはないだろ』という錯覚に陥るから、試合を通して。集中して臨むということやろうね」
スペイン、ドイツ、コスタリカと同組。組み合わせは「厳しいよね、そりゃ」というのが正直な感想。グループリーグ突破には1勝1敗1分けの勝ち点4を睨む。初戦のドイツ戦で勝ち点1、第2戦のコスタリカ戦で勝ち点3を稼ぐ。
「それしかないでしょ。ドイツなんて見てるだけで強い。0-0でいけるかどうか。でも初戦でドイツと当たれるなんて、なかなかないでしょ。コスタリカが初戦だったら、あれって思うけど。コスタリカ、ドイツ、スペイン(の試合順)だったら厳しかったと思う。でも、初戦がドイツから上がり目はありますよ」
今の趣味は釣りと酒。ドラゴン流のエールを送る。
「ドイツ戦が一番楽しみよね。酒も1杯くらいしか飲めないんじゃないか。いつもだったら(頭をふらふらさせながら)こうなってるから、90分で」
なお、インタビューでは広島時代にプレーした森保監督への想い、ドイツ大会で落選した日の夜の記憶についても語った。その内容は後日配信する。
(THE ANSWER編集部)