リカルドに接触され、車体が跳ね上がった場面をF1公式ツイッターが公開

　自動車レースのF1第20戦メキシコGPは30日、決勝が行われ、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがシーズン最多勝記録を塗り替える14勝目をマーク。一方で、アルファタウリの角田裕毅は50周目で強引に抜こうとしたマクラーレンのダニエル・リカルドに接触され、無念のリタイア。F1公式ツイッターは接触された角田の車体が跳ねた決定的瞬間を公開し、海外ファンからは「酷い！」「ユウキ可哀想に」など同情の声が寄せられた。

　まさに決定的瞬間というべき1枚だった。

　50周目、11番手争いをしていた角田の後ろからリカルドは並んでいない状況で、コーナーから強引に突っ込み、リカルドの左前輪と角田の右後輪が接触する形に。角田は車体が跳ね上がってコースアウト。無線で怒りを露わにした。パーツを飛ばしながらピットに戻ったものの、マシンへのダメージがあり、ここで無念のリタイアに。リカルドは10秒のタイムペナルティとなった。

「51周目。リカルドとツノダの接触。アルファタウリの車にダメージ。ツノダはピットに戻ったがレースからリタイアした」

　このように伝えたF1公式ツイッターは合わせて、接触した決定的瞬間の写真を公開。リカルドと接触した角田の車体が跳ねている様子がうかがえる。この投稿には日本人のみならず、海外ファンからも多くの反響とコメントが寄せられた。

「ユウキ可哀想に」
「ユウキ良いレースしてたのに」
「酷い！」
「おっとっと」
「リカルド、何してんだよ」
「なんてこった」
　
　また、日本人からは「このインの入り方はないよ」「角田君アンラッキー」「あそこで仕掛けるのは無謀でしょ」「これがなけりゃポイント取れてたかも」「角田も為す術がない」「おいーリカルド」と落胆の声が寄せられた。

　レース後、リカルドは「もちろん、接触した相手がレースから離脱するのはいつだっていい気分ではない。でも、メディア対応直前にリプレーを見て、（見る前より）悪い気持ちは少し薄くなった。起こらないに越したことはなかったけどね」と語った。

　角田を応援する日本人にとっては無念の結末となったが、次戦の巻き返しに期待したい。