金田久美子、涙の最長ブランクV! 11年189日ぶり、21歳で1勝目→33歳で2勝目の復活
女子ゴルフの国内ツアー・樋口久子 三菱電機レディス最終日が30日に埼玉・武蔵丘GC(6650ヤード、パー72)で行われた。3打差の首位で出た33歳・金田久美子(スタンレー電気)が4バーディー、4ボギーの72で回り、通算9アンダーで逃げ切りV。2011月5月のフジサンケイレディス以来11年189日ぶり、1988年のツアー施行後の史上最長ブランク優勝で通算2勝目を飾った。2位は通算7アンダーの川崎春花(村田製作所)、3位は通算6アンダーの佐久間朱莉(大東建託)、川岸史果(加賀電子)。5か月ぶりに国内参戦した渋野日向子(サントリー)は通算3アンダーで9位だった。
樋口久子 三菱電機レディス最終日
女子ゴルフの国内ツアー・樋口久子 三菱電機レディス最終日が30日に埼玉・武蔵丘GC(6650ヤード、パー72)で行われた。3打差の首位で出た33歳・金田久美子(スタンレー電気)が4バーディー、4ボギーの72で回り、通算9アンダーで逃げ切りV。2011月5月のフジサンケイレディス以来11年189日ぶり、1988年のツアー施行後の史上最長ブランク優勝で通算2勝目を飾った。2位は通算7アンダーの川崎春花(村田製作所)、3位は通算6アンダーの佐久間朱莉(大東建託)、川岸史果(加賀電子)。5か月ぶりに国内参戦した渋野日向子(サントリー)は通算3アンダーで9位だった。
「天才少女」と呼ばれたキンクミが、33歳になり、ついに2勝目を掴んだ。
苦しんだラウンドだった。背中に大胆なドクロマークがデザインされたウェアをまとった金田は、1番パー5で幸先良くバーディーを取ったものの、2、5番のパー4でボギー。ショットを寄せ切れず、2、3メートルのパットも決め切れない。9番パー5でバーディーを奪ってサンデーバックナインに突入したが、11番パー4で2メートルのパーパットがカップに嫌われ、2位の19歳川崎春花についに1打差に迫られた。
それでも、14番パー4で意地のバーディーを奪取。15番パー3でボギーを叩いたが、17番パー4で第2打をピンそばにつける、この日一番のスーパーショットでバーディー。勝負所で底力を発揮し、逃げ切った。ウイニングパットを沈めると、目から涙があふれた。
中学時代、国内ツアーで優勝争いをした「天才少女」も33歳。最終日を首位で迎えるのは、2013年6月のサントリーレディス以来だったが、重圧に負けず、21歳だった2011月5月のフジサンケイレディス以来、11年189日ぶりとなる史上最長ブランクVを飾った。
優勝を目前にして、前日の会見では「勝ちたいです。そのために練習してきているので」と意欲を燃やしていた金田。秋の飯能で鮮やかに復活を飾った。
(THE ANSWER編集部)