京口紘人「生物的に上回りたい」寺地拳四朗「絶対に勝てる自信」 11.1王座統一戦へ会見
ボクシングのWBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(BMB)とWBA世界同級スーパー王者・京口紘人(ワタナベ)が11月1日にさいたまスーパーアリーナで王座統一戦(Amazon プライム・ビデオで独占生配信)を行う。10月30日には、寺地と京口ら興行に出場する選手たちが都内のホテルで会見。大一番に向けて意気込みを語った。
「11.1」ライトフライ級ダブル世界戦
ボクシングのWBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(BMB)とWBA世界同級スーパー王者・京口紘人(ワタナベ)が11月1日にさいたまスーパーアリーナで王座統一戦(Amazon プライム・ビデオで独占生配信)を行う。10月30日には、寺地と京口ら興行に出場する選手たちが都内のホテルで会見。大一番に向けて意気込みを語った。
WBC王座を8度防衛したことのある寺地と、4度防衛中の京口のビッグマッチ。日本人同士の王座統一戦は、2012年6月にWBC世界ミニマム級王者・井岡一翔がWBA王者・八重樫東に判定勝ちして以来、10年ぶり2度目となる。
会見では隣に座った2人。この一戦について問われた京口は「たくさんのメディアの方に注目していただき、SNSなどでファンの方々の期待も大きいと感じる」と語り、寺地も「今まで以上に緊張感もワクワクも凄く、モチベーションも上がっている」と闘志を燃やした。
勝敗については両者冷静に語った。京口は「積み上げてきたトレーニングが結果に繋がると思っている」と自信をのぞかせ、寺地も「今まで練習でやってきたことをしっかりやれば絶対に勝てる自信はある。冷静に戦いたい」などと語った。
互いについて、京口は「生物的に上回りたいという思いが強い」と独特の表現。これに対して寺地は「相手どうこうというより、自分のボクシングをするだけ。そこまで気にはしていない」とあくまで自分の状態を重視していた。
アマ時代は寺地の3勝1敗だった。2018年12月には、後楽園ホールにて3分×2回の公開スパーで対峙。初回は京口がパワースタイルで押し込んだ一方、2回は寺地が距離を取り、得意の左ジャブ連発で翻弄した。
明日の計量を前に、京口は「昨日までしっかり夜に食事して、今日1日は我慢。これから動いて、残り1キロと少し。いつも通りだと思う」と話した。寺地は「もう落ちているので、今日はゆっくりするだけ」と余裕ぶりを見せた。
今回はダブルメインカードとして、WBO同級2位・岩田翔吉(帝拳)が王者ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)に世界初挑戦。同じ階級の3団体の王者が同日同会場で試合をする異例の興行となる。
【11月1日の対戦カード】
◇第6試合(世界ライトフライ級王座統一戦)
WBC王者・寺地拳四朗(BMB)
VS
WBAスーパー王者・京口紘人(ワタナベ)
◇第5試合(WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ)
王者ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)
VS
WBO2位・岩田翔吉(帝拳)
◇第4試合(スーパーフライ級10回戦)
前WBO世界フライ級王者・中谷潤人(M.T)
VS
フランシスコ・ロドリゲス(メキシコ)
◇第3試合(WBOアジアパシフィックライト級タイトルマッチ)
王者・吉野修一郎(三迫)
VS
中谷正義(帝拳)
◇第2試合(63.0キロ契約6回戦)
藤崎光志(M.T)
VS
村上雄大(角海老宝石)
◇第1試合(スーパーライト級4回戦)
エクセル・ジェームスJr.(DANGAN越谷)
VS
沼田康生(ワールドスポーツ)
(THE ANSWER編集部)