世界76位ブラジル人、錦織に“狙い通り”の大金星「戦略がうまくいった」
21日(日本時間22日)にブラジルのリオデジャネイロで行われたリオ・オープン1回戦で、世界ランキング76位のトマス・ベルッシ(ブラジル)が、第1シードで世界ランク5位の錦織圭を6-4、6-3で破る大金星を挙げた。リオ・オープンの公式サイトは21日、「ニシコリが第1シードとしてリオデジャネイロに乗り込んできたものの、コートの主役になったのはベルッシだった」と驚きを込めて伝えた。
ベルッシ「決して頻繁には起こりえない素晴らしい勝利
21日(日本時間22日)にブラジルのリオデジャネイロで行われたリオ・オープン1回戦で、世界ランキング76位のトマス・ベルッシ(ブラジル)が、第1シードで世界ランク5位の錦織圭を6-4、6-3で破る大金星を挙げた。リオ・オープンの公式サイトは21日、「ニシコリが第1シードとしてリオデジャネイロに乗り込んできたものの、コートの主役になったのはベルッシだった」と驚きを込めて伝えた。
ベルッシがトップ5選手を破ったのは2度目。2011年にマドリードでアンディ・マリー(英国)に勝って以来という。地元ファンの大喝采を浴びた29歳は「決して頻繁には起こりえない素晴らしい勝利だ。最初のゲームから最後のゲームまで集中して安定したプレーができたことが一番の収穫。彼にコート上で自由にさせない戦略がうまくいった」と胸を張った。
これまでのツアー通算4勝はすべてクレーコートで挙げたもの。得意のサーフェスで地の利を生かした勝利。「錦織が苦手にしているクレーのコートでチャンスがある。クレーは最も好きなコート。サプライズを起こすチャンスはある」と語っていた戦前の宣言通り、見事なサプライズを成し遂げた。
2回戦では同じくブラジル人でダブルスの相方でもあるチアゴ・モンテーロと対決。旧知の仲であるブラジル人対決に、再び注目が集まりそうだ。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer