ロシア陸上選手、薬物違反で五輪金メダル剥奪へ 繰り上がる銀メダル選手「正義は正義」
陸上のロンドン五輪女子400メートル障害で金メダルを獲得したナタリア・アントユフ(ロシア)がドーピングにより金メダルを剥奪される見通しとなった。銀メダルだったラシンダ・デュマス(米国)は繰り上がりで金メダルを手にすることに。これを受け、本人はインスタグラムでコメントを発表した。
ロンドン五輪女子400メートルから10年後に新展開
陸上のロンドン五輪女子400メートル障害で金メダルを獲得したナタリア・アントユフ(ロシア)がドーピングにより金メダルを剥奪される見通しとなった。銀メダルだったラシンダ・デュマス(米国)は繰り上がりで金メダルを手にすることに。これを受け、本人はインスタグラムでコメントを発表した。
アントユフは2012年8月に行われたロンドン五輪で金メダルを獲得。しかし、世界陸連の独立監視部門「アスレチックス・インテグリティ・ユニット(AIU)」が24日に2012年7月15日から2013年6月29日までの競技成績を失効させると発表した。原因は禁止薬物を使用したこととされ、45日以内に不服申し立てがなければ、処分が確定。金メダルも剥奪となり、競技から10年後に結果が入れ替わる。
その場合、デュマスが金メダルが繰り上がることになる。28日にインスタグラムを更新したデュマスは「金メダルに繰り上げになったニュースについて連絡をくれたみなさんに感謝を述べたいです」とした上で「五輪表彰台で感じる喜びには到底及ばないですが、正義は正義だと思います」とつづった。
(THE ANSWER編集部)