中国卓球選手、勝利後の不適切パフォーマンスで出場資格はく奪 地元紙「反省すべき」
中国卓球協会は25日、今月マカオで開催されたWTTチャンピオンズにおいて、勝利後に不適切なパフォーマンスをした自国の男子選手への処分を発表。2022年の国際大会及び国内大会への参加資格を取り消すとした。中国メディアは「処罰はかなり重い」としながらも「こうした厳しさはあるいは必要なのかもしれない」と指摘している。
WTTチャンピオンズで梁靖崑が不適切なパフォーマンス
中国卓球協会は25日、今月マカオで開催されたWTTチャンピオンズにおいて、勝利後に不適切なパフォーマンスをした自国の男子選手への処分を発表。2022年の国際大会及び国内大会への参加資格を取り消すとした。中国メディアは「処罰はかなり重い」としながらも「こうした厳しさはあるいは必要なのかもしれない」と指摘している。
勝利後のパフォーマンスが物議を呼んだ。処罰を受けることになったのは中国の梁靖崑。当時世界ランク4位の猛者だったが、23日まで行われたWTTチャンピオンズの男子シングル1回戦で、同じく中国の林高遠に3-2で勝利。すると、梁靖崑はラケットのグリップ部分をユニホームパンツの前側ウエスト部分で挟み、両手を腰に当てて喜んでいた。
中国メディア「極目新聞」は「この行為に卓球ファンから疑問の声があがったのだ。梁靖崑はその後、林高遠に対して公開で謝罪をし、林高遠も『みんな兄弟なのだから、こんな小さなことで影響を受けることはない』とコメントしていた」と伝えているが、その後事態を重く見た中国卓球協会は処分を下した。
「社会的に悪影響を及ぼした」ことを理由に、中国代表の規定に基づいて梁靖崑に2022年の国内外の大会への参加資格を剥奪したという。同国メディア「光明網」は「梁靖崑がこれを戒めとして問題を直視し、前向きに誤りを正し、今後よりよい精神状態で試合に復帰してくれることを願っている」との中国卓球協会のコメントを伝えている。