2022年度バロンドールを受賞したベンゼマの今と昔

　17日（日本時間18日）に発表されたサッカーの2022年バロンドールはスペイン1部リーガ・エスパニョーラ、レアル・マドリードのフランス代表FWカリム・ベンゼマが初受賞を果たした。34歳での受賞が史上2番目の高齢となり、スター軍団の中でようやく浴びることができたスポットライト。米スポーツメディアは先に栄光をつかんだ同僚たちの記念写真にベンゼマが写り込んでいた1枚を発掘し、話題となっている。

　レアル・マドリードのユニホーム姿でバロンドールのトロフィーを手にして笑顔を浮かべているのは当時の大エースだったポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド。トロフィーを手にしてその横に並ぶのはドイツ代表トニ・クロース、スペイン代表DFセルヒオ・ラモス、コロンビア代表MFハメス・ロドリゲス。いずれもチームを代表する選手だが、よく見ると背後で4人を拍手で祝福している選手が見える。ベンゼマだ。

　米スポーツ専門局「ESPN」のサッカー専門ツイッターは当時の貴重な写真を公開。「今が彼の時だ」との文言を添え、今回バロンドールを受賞してトロフィーを掲げるベンゼマの写真を並べた。“日陰”の存在だった男の立場の大逆転を物語るような投稿となった。

　これには米ファンも胸を打たれたようで「今とても幸せだ」「カリムは賞に相応しいよ」「ネバーギブアップ。いつか時が来る」「おめでとう」「なんて瞬間だろう」「カリムを尊敬するよ」といった感動コメントが寄せられている。