カシメロVS赤穂が12月に決定

　ボクシングのWBO世界スーパーバンタム級9位の赤穂亮（横浜光）が、12月3日に韓国・仁川で元世界3階級制覇王者のジョンリエル・カシメロ（フィリピン）とスーパーバンタム級10回戦で対戦することが決まった。カシメロは昨年8月以来となる試合。米メディアは「タイトルマッチでしか負けたことが無いアカホを相手に戦わないといけない」などと報じている。

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　カシメロは今年4月、現WBO世界バンタム級王者のポール・バトラーを相手に5度目の防衛戦を予定していたが、カシメロの規定違反で試合は中止に。代替開催された暫定王座決定戦でバトラーが同級4位ジョナス・スルタン（フィリピン）に判定勝ちし、5月にカシメロのWBO王座は剥奪され、バトラーが正規王座に昇格している。

　カシメロにとっては、元世界2階級制覇王者ギジェルモ・リゴンドー（キューバ）に2-1の判定勝ちした昨年8月以来の一戦。米専門メディア「ボクシングシーン.com」は試合決定を伝えた記事の中で「カシメロはリングの内外で規律を見せる必要がある。そうしないとチャンスはない。また彼はタイトルマッチでしか負けたことが無いアカホを相手に戦わないといけない」と、苦戦を予想するかのように報じている。

　戦績は32歳のカシメロが31勝（21KO）4敗、36歳の赤穂が39勝（26KO）2敗2分け。強打をウリとしてきたカシメロは、約1年4か月ぶりの試合でどんな姿を見せるのか。