福原愛、新世代の銀メダル日本女子を評価「新しい風が吹いた」「パリで大きな花を」
世界卓球団体戦(テレビ東京系&BSテレ東で連日放送)は8日、中国・成都で女子決勝が行われ、世界ランク2位の日本は同1位・中国に0-3で敗れ、4大会連続の銀メダル。51年ぶりの世界一を逃した。それでも、中継したテレビ東京の解説陣は新時代の女子ニッポンを労い、24年パリ五輪への期待を込めた。
世界卓球団体戦の解説陣、平野早矢香「堂々とした戦い」水谷隼「中国の強さ感じた」
世界卓球団体戦(テレビ東京系&BSテレ東で連日放送)は8日、中国・成都で女子決勝が行われ、世界ランク2位の日本は同1位・中国に0-3で敗れ、4大会連続の銀メダル。51年ぶりの世界一を逃した。それでも、中継したテレビ東京の解説陣は新時代の女子ニッポンを労い、24年パリ五輪への期待を込めた。
日本は木原美悠、伊藤美誠、長崎美柚の布陣。一方の世界最強・中国は世界ランク2位の陳夢、同3位の王曼昱、同1位の孫頴莎を揃えた。第1試合は18歳の木原が東京五輪女子シングルス金メダリストが陳夢に0-3で完敗。第2試合はエース・伊藤が王曼昱から第2ゲーム(G)を奪いながら1-3で落とした。第3試合は20歳の長崎が世界1位の孫頴莎にストレート負け。それでも、グループリーグから7試合連続ストレート勝ちで決勝まで辿り着いた。
木原と長崎に象徴されるように、若いメンバーで戦った今大会。テレビ東京で解説を務めた福原愛さんは「結果的に0-3という結果だったけど、伊藤選手が木原選手、長崎選手を引っ張って行って、チームジャパンに新しい風が吹いたような決勝になりました」と総括した。石川佳純、平野美宇が不在ながら、「日本女子の層の暑さを感じました。今大会で得た自信を次の大会につなげて、その結果、パリ五輪で大きな大きな花を咲かせてほしい」とエールを送った。
また、平野早矢香さんは木原と長崎について「大きな経験になったと思います。若い2人。ジュニアではこういう舞台を経験しているけど、シニアではまた違った緊張があります。その中で立ち向かっていくのは心境も違う。ここまでの戦いも含め、堂々とした戦いを見せてくれました」と労い、選手たちに向けて「次の五輪は自分と気持ちで今回の世界卓球を戦ってくれたと思います」と振り返った。
伊藤と昨夏の東京五輪で混合ダブルス金メダルを獲得している水谷隼さんは「決勝まで全員が素晴らしいプレーで来て、中国と近くなってきて、また遠いような中国の強さを感じた。高い壁があるからこそ、毎日練習して努力して壁を越えようと頑張ることができる。身が引き締まったと思います」と労った。
(THE ANSWER編集部)