世界卓球で59歳女子が絶好調 GL6戦5勝、中国メディアが伝えた「夏蓮おばさん」の魅力
「引退できない」理由は後輩たち「もう少し力になりたい」
また「後輩たちと力をあわせて勝ちも負けも楽しみたいから」との理由も挙げられている。娘だと思っているというチームメートに10年前「お母さんはもう歳だから、あなたたちが第一線に出なさい。いつまでもお母さんの後ろに隠れていてはダメ」と話したそうだが、力量がまだまだで焦っているとのこと。「だから引退することはできないんです。もう少しみんなの力になりたい」と話している。
記事では「年齢とともにあちこちに年齢の痕跡があらわれ、最初の試合の前には時差にとまどい、韓国チームを破った後には一晩中眠れなくなった」と59歳の身体の変化を紹介。しかし、敗れても平常心で居られることが強みでもあると伝えられた倪はこうも語ったという。
「勝ちたいけれど、負けは恐れない。いつも言うのです。負けることも学ぶべきだと。負けることも知らなければならない。それこそスポーツの魅力です。スポーツをやっていると、ほとんどいつも辛い。人にとっては試練です。でも、だからこそ勝ったときにはうれしい」
会場には倪へ向けられたハートマークの応援、スマートホンの翻訳ツールを使って会話を試みるファンもいるという。倪は「卓球でここまで来ることができて、とても、とても幸せです」と感動した様子で話したと記されている。
(THE ANSWER編集部)