凱旋門賞前日に衝撃 4000mG1で外ラチ大斜行→20馬身差Vに海外唖然「芝が死んでいる」
海外競馬のG1レースで衝撃の圧勝劇が生まれた。凱旋門賞前日の1日、同じフランス・ロンシャン競馬場で行われたカドラン賞(芝4000メートル)で先頭を走る馬がラスト200メートルで外ラチまで大斜行しながら20馬身差で勝った。ファンの間に「マキバオーの世界」「リフレイムより凄い」と驚きが走っている。
カドラン賞で欧州最強長距離馬キプリオスが衝撃の圧勝
海外競馬のG1レースで衝撃の圧勝劇が生まれた。凱旋門賞前日の1日、同じフランス・ロンシャン競馬場で行われたカドラン賞(芝4000メートル)で先頭を走る馬がラスト200メートルで外ラチまで大斜行しながら20馬身差で勝った。ファンの間に「マキバオーの世界」「リフレイムより凄い」と驚きが走っている。
まさかの結末だった。欧州伝統の長距離G1。道中2、3番手につけていた1番人気のキプリオス(牡4)は終盤のフォルスストレートで先頭に立ち、4角から直線を迎えると、一気に後続を突き放した。5馬身、10馬身と差をつけ、ラスト200メートルを切ったあたりだ。内ラチ沿いを走っていたキプリオスが突然、外に膨らんだ。内の荒れた馬場を嫌ったのか、スタミナ切れか。鞍上のライアン・ムーア騎手も必死に手綱をしごき、左ムチを入れるが、どんどん外へ。
なんと、そのまま直線を横切るようにして外ラチに到達。先頭で駆け抜けたのだ。しかし、2着には20馬身差の圧勝。これで6連勝、G1・4連勝を飾り、欧州最強ステイヤーのキプリオスだったが、ラスト1ハロンで演じた驚きの結末にはファンも仰天している。
英専門メディア「アット・ザ・レーシーズ」公式ツイッターは「ワオ! キプリオスはスーパースターだ! カドラン賞でエイダン・オブライエンの管理馬でライアン・ムーアが騎乗した馬は、スタンドの方に行ってしまうもライバルたちを撃破」と記し、最後の直線映像を投稿した。
返信欄では、目の当たりにした海外ファンからは「馬は疲れていたんだな」「芝は死んでいるように見える」「信じられないパフォーマンスだ」「ぶっちぎりじゃん」「モンスターのような馬だ」「他の馬たちがゆっくりに見えるほど」「凄い」と驚きの声が上がっていた。また、日本人からも「マキバオーの世界」「リフレイムより凄い」「令和のシーバード的な?」「エイシンヒカリかな?」「ファンサしてるw」と反響が寄せられた。
同じコースで2日は欧州競馬の最高峰、G1凱旋門賞が行われる。
(THE ANSWER編集部)