大谷翔平、衝撃の108球をWBC米国代表監督まで絶賛「野球史上最も才能溢れる選手だ」
特筆したのは154キロ高速ツーシームで斬った打者マーフィーの場面
この日の投球について「ほぼ全ての球種で球速がシーズン平均より遅かったんだ」とデータを見ながら分析。「彼はそれが分かっていたから、いつもとは少し違う形で攻めた」。球が走っていないとみて、クレバーに投球スタイルを変化させたことを指摘した。
そして、特筆したのは4回2死から3番マーフィーを空振り三振に斬った場面。「1球目がカーブ。そのあと97マイル(約156キロ)のツーシームだ。フォーシームより球速がある。そこからスライダーを外角のボールゾーンへ。続いてダスティン・メイ級の98マイル(約157キロ)のシンカー」と配球を振り返り、こう続けた。
「彼(マーフィー)は何が来るのか全く予想がつきませんよ。そして(決め球は)大きく動く96マイル(約154キロ)のツーシーム。野球史上誰も見たことがないことを彼はやっている。ちなみに、打線の中軸でもあるけどね」
二刀流ながら規格外のピッチングを披露した大谷に賛辞を惜しまなかったデローサ氏。特に、マーフィーを空振り三振に斬った高速ツーシームは「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる米投球分析家ロブ・フリードマン氏もツイッターで取り上げ、米ファンの間でも話題になっていた。
投手としても打者としても進化の止まらない二刀流はWBC米国代表監督も認めるところとなっている。
(THE ANSWER編集部)