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仏競馬でトップ騎手が肘打ちの愚行→相手が落馬 60日間騎乗停止に海外非難「追放だ」

欧州競馬でまたもトップジョッキーの愚行が繰り広げられた。30日、仏サンクルー競馬場で行われた「トーマス・ブライアン賞」(6頭立て)でクリストフ・スミヨン騎手が“肘打ち”を見せて他馬の騎手を落馬させる事件が発生した。英専門メディアは衝撃の映像を公開。60日間の騎乗停止処分を科されたことも報じられ、海外ファンからは「永久追放だ」「恥ずべきこと」などと反響が寄せられている。

クリストフ・スミヨン騎手【写真:Getty Images】
クリストフ・スミヨン騎手【写真:Getty Images】

仏サンクルー競馬場で行われた「トーマス・ブライアン賞」

 欧州競馬でまたもトップジョッキーの愚行が繰り広げられた。30日、仏サンクルー競馬場で行われた「トーマス・ブライアン賞」(6頭立て)でクリストフ・スミヨン騎手が“肘打ち”を見せて他馬の騎手を落馬させるアクシデントが発生した。英専門メディアは衝撃の映像を公開。60日間の騎乗停止処分を科されたことも報じられ、海外ファンからは「永久追放だ」「恥ずべきこと」などと反響が寄せられている。


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 目を覆うようなラフプレーだった。一団となった馬群がバックストレッチに入った時、後方に位置していたシロスの鞍上・スミヨン騎手はいきなり、右を走っていたキャプテンウイツバのロッサ・ライアン騎手に向けて“肘打ち”。バランスを崩したライアン騎手は吹き飛ばされる格好で落馬し、もんどりうってターフに投げ出された。

 英専門メディア「アット・ザ・レーシーズ」公式ツイッターは「『ワオ。スミオンがエルボーで押した』トーマス・ブライアン賞での出来事に実況のジェイミー・リンチが衝撃を受けていた」との文面とともに映像を公開。海外ファンからは「永久追放だ」「意図的だ!」「これはショック」「どうしたんだこれ」「恥ずべきこと」とスミヨン騎手への糾弾コメントが並んだ。

 幸い、鞍上を失った馬は転倒することなく“カラ馬”のまま他の馬と並走。落馬後は身体が回転するほどの衝撃を受けていたライアン騎手も自力で立ち上がり、歩いて救護車に乗り込んだ。

 英競馬番組「レーシングTV」もすぐにスミヨン騎手の愚行に言及。「世界屈指のジョッキー、クリストフ・スミヨンが2か月の騎乗停止処分を受けた。レースの途中で他のジョッキーであるロッサ・ライアンを肘で押したのである」とし、2か月の騎乗停止処分が科されたことを報じている。

 スミヨン騎手はヴァデニに騎乗した7月の英G1エクリプス賞でもゴール直後に斜行し、不注意騎乗として12日間の騎乗停止処分を受けたばかり。2か月後の“再犯”ということで波紋はさらに広がりそうだ。なお、ヴァデニに騎乗する2日の凱旋門賞については処分適用前ということで、セーフとなった。

(THE ANSWER編集部)

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