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大谷翔平は「NYのスターの人気奪おうと…」 MVP強烈アピール15勝目に敵地メディア脱帽

米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、本拠地アスレチックス戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場し、8回2死までノーヒットノーランの快投。8回2安打1四球無失点10奪三振で自己最多15勝目を挙げ、史上初の投打規定到達にあと1イニングに迫った。敗れた敵地メディアも脱帽している。

自己最多15勝目を挙げたエンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】
自己最多15勝目を挙げたエンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】

アスレチックスの地元メディア「オオタニが最後のMVP争いにプッシュ」

 米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、本拠地アスレチックス戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場し、8回2死までノーヒットノーランの快投。8回2安打1四球無失点10奪三振で自己最多15勝目を挙げ、史上初の投打規定到達にあと1イニングに迫った。敗れた敵地メディアも脱帽している。

 アスレチックス打線にすれば、屈辱寸前の快投だった。大谷は初回先頭に四球を出して以降は、縦に落とし、横に曲げる変幻自在のスライダーを武器に三振の山。7回まで無安打投球を継続し、8回も2死までアウトを奪った。大記録まであと4人から初ヒットを打たれ、この回限りで降板となったが、本拠地は大歓声だった。打っても初回に自らを援護するタイムリーで今季94打点目を挙げるなど、2安打1打点をマーク。史上初の投打規定到達にあと1イニングと“王手”をかけた。

 米カリフォルニア州でアスレチックスの試合を中継する地元局「NBCスポーツ・ベイエリア」は試合後、「オオタニが最後のMVP争いへのプッシュを見せ、アスレチックス戦で8回までノーノーを記録」と見出しを打って記事を掲載し、ヤンキースのアーロン・ジャッジとのMVP争いについてクローズアップした。

「アーロン・ジャッジが61号を放った翌日、ショウヘイ・オオタニはヤンキースのスターの人気を奪おうと最善を尽くした」と報道。「コナー・カペルが遊撃への安打を放つまで、オオタニはアスレチックスを7回2/3までノーヒッターに抑えた」と試合を振り返った。「ジャッジが三冠王の可能性を残す中、オオタニはマウンド上と打席で驚くべきスタッツを残している」とし、防御率2.35、161イニングで213奪三振、打っては29二塁打、34本塁打、94打点を記録していることを伝えた。

(THE ANSWER編集部)

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