馬場咲希、全米アマ女王の先輩・服部道子から金言 国内メジャー初挑戦も「楽しんで」
女子ゴルフの国内メジャー・日本女子オープンが29日、千葉・紫CCすみれC(6839ヤード、パー72)で開幕する。前日の28日は、日本人として37年ぶりに全米女子アマチュア選手権を制した17歳・馬場咲希(代々木高2年)が会見。宮里藍、服部道子らの金言も受け、「自分らしく楽しむ」をテーマに大会に臨むことを明かした。
29日から日本女子オープン
女子ゴルフの国内メジャー・日本女子オープンが29日、千葉・紫CCすみれC(6839ヤード、パー72)で開幕する。前日の28日は、日本人として37年ぶりに全米女子アマチュア選手権を制した17歳・馬場咲希(代々木高2年)が会見。宮里藍、服部道子らの金言も受け、「自分らしく楽しむ」をテーマに大会に臨むことを明かした。
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馬場は、テレサ・ルー、渡邉彩香と練習ラウンドを回った。同じ飛ばし屋のプロ2人。馬場は体重減でドライバーの飛距離が落ちているものの、大差はなく、2人との会話も楽しんでいた。
「結構、プライベートな話もして楽しかったです。渡邉さんは球がすごく高くて、アイアンショットの球はよく止まっていました。私も球は高いですが、プロの攻め方を見させていただきました」
馬場は自身の球が高いことをマイナスに考えていた時期もあったが、渡邉のプレースタイルを見て、自分のゴルフにも確信を持てた様子。前週は宮里藍の冠大会に出て、2005年日本女子オープン優勝者の宮里から、アドバイスを受けたことも明かした。
「とにかく自分のゴルフを貫くことが大事と教えていただきました。優勝争いをしていても、そうでなくてもと」
コース入りしてからは、37年前に同じく高2で全米女子アマチュア選手権を制した服部道子と対面し、金言をもらったという。
「『私も37年前に同じ状況になった』と話されていました。注目されるという意味ですが、『大切なことは、いろんな声に惑わされないで変わらないこと』と言っていただきました。なので、私は全米女子アマチュア選手権に勝つ前と変わらず、どんなフィールドでも『楽しむ』ことを大切にしたいと思います」
今年は7月に全米女子オープンに初出場し、予選通過を果たした。だが、コースの難易度は今大会も負けず劣らずで、総距離は6839ヤードで国内ツアー最長(1988年のツアー制度施行以降)。だが、馬場は「ラフが深いのでティーショットはフェアウェーキープを心掛けたいです」と言った。キャディーを務める坂詰和久コーチは、全米女子オープンでもバッグを担いでおり、馬場は「深いラフでの打ち方など、いろいろと教わっているので、今週の調子は悪くないです」と前を向いた。
最後に大会の目標を問われると、「4日間、戦い抜くことです」と言った。どんなに注目されても、馬場は高2のジュニアゴルファー。プロ、アマを含めて日本一の女子ゴルファーを決める大会を楽しみつつ、持てる力を発揮するつもりだ。
(THE ANSWER編集部)