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男子テニスで珍事 重要場面の“逆さま打ち”に観客怒り、海外実況も「何考えてる?」

25日にフランスで行われた男子テニスのモゼール・オープン決勝で、アレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)がトリックショットで大ブーイングを浴びてしまった。自滅して失点した映像をATP公式中継サイト「テニスTV」が公開。海外ファンも呆れていたが、海外の実況席も「何を考えているんだ?」と困惑の様子であったことが伝えられている。

アレクサンダー・ブブリク【写真:ロイター】
アレクサンダー・ブブリク【写真:ロイター】

モゼール・オープン決勝で珍事

 25日にフランスで行われた男子テニスのモゼール・オープン決勝で、アレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)がトリックショットで大ブーイングを浴びてしまった。自滅して失点した映像をATP公式中継サイト「テニスTV」が公開。海外ファンも呆れていたが、海外の実況席も「何を考えているんだ?」と困惑の様子であったことが伝えられている。

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 決勝の大舞台で、まさかのショットを繰り出した。ロレンツォ・ソネゴとの決勝。第1セットを落とし、第2セットも1-3とリードを許す中で迎えたシーンだった。ブブリクが強烈なサーブを繰り出すと、ソネゴはラケットに当てるのが精一杯。山なりのボールがネット際に返ってきた。

 ここでブブリクは思わぬ行動に。ラケットを回して逆さまに持ち替え、なんとグリップ部分で返球したのだ。これをソネゴに返されてしまい、自身の返球はネットを越えずポトリ。観客から大ブーイングを浴びてしまったが、ブブリクは笑っていた。

 ATP公式中継サイト「テニスTV」公式ツイッターは動画を公開。唖然とした様子の海外ファンから「冗談だろ」「信じられない」などと書き込まれていたが、ロシア放送局「ロシアトゥデー」は「試合中にふざけたロシア生まれの選手が観客を怒らせる」との見出しで記事を掲載。このシーンを伝えた。

 同局は「ブブリクが観客からブーイングを受けた。決勝でトリックショットを見せようとしたのだ。1-3で迎えた第2セット、ブブリクは簡単にポイントを取ろうとしなかった。ラケットの向きを変えて、グリップで打ち返した」と記した。

 さらに、海外の実況席から「アレクサンダー・ブブリクは何を考えているんだ?」「ブーイングが起きても仕方ないですね」と言及されたことも紹介。一方のソネゴは非難することなく「彼は素晴らしサーブの持ち主」「最高の才能」と称えていたとも伝えられている。試合はソネゴが7-6、6-2のストレート勝ちで優勝した。

(THE ANSWER編集部)

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