大谷翔平を進化させた「とんでもない」変化球 全体2位評価する米記者「理由はこれだ」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は、今季MLB自己最多となる14勝をマーク。規定投球回まであと9としているが、既に203奪三振を記録している。米記者は自身のサイトで大谷のスライダーをMLB全体2位で評価。「とんでもない数字」とその威力をデータでも伝えている。
今季14勝&203奪三振を支えるボールに注目
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は、今季MLB自己最多となる14勝をマーク。規定投球回まであと9としているが、既に203奪三振を記録している。米記者は自身のサイトで大谷のスライダーをMLB全体2位で評価。「とんでもない数字」とその威力をデータでも伝えている。
「2022年のMLBの球種トップ10」と題し、自身が運営するサイトで格付けしたのは、米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」などに寄稿していたブレント・マグワイア記者だ。
大谷のスライダーは2位評価されており、「オオタニは過去数年スプリットで支配的な投球を見せていたが、2022年はスライダーを1番の武器にしている」と紹介。“魔球”と評された高速スプリットよりも、今季はスライダーが威力を発揮していることを伝えている。
記事では「オオタニのスライダーの投球割合は37.3%である。空振り率は37.5%、被打率は.172と、とんでもない数字を残している」「そしてオオタニはこの球を好きなように操る。80マイル代前半で鋭く変化させたり、80マイル代中盤で緩く曲げたりする」と、速度や変化量を操り、打者を手玉にとっているともされている。
今季ここまで14勝8敗で防御率2.47、203奪三振をマーク。25日(日本時間26日)時点では勝利数、防御率ともにリーグ4位の好成績。規定投球回に達していないにも関わらず、奪三振はリーグ3位だ。「オオタニが今季投手として成長した理由はこのスライダーにある」と記事では伝えられている。
なお1位は今季14勝7敗、防御率2.06、222奪三振をマークしているディラン・シース(ホワイトソックス)のスライダー。3位はサンディ・アルカンタラ(マーリンズ)のチェンジアップがランクインしている。
(THE ANSWER編集部)