ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン最終日

　女子ゴルフの国内ツアー・ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンは25日、宮城・利府GC（6491ヤード、パー72）で最終日が行われ、16位で出た吉田優利（エプソン）は7バーディー、1ダブルボギーの67で回り、通算10アンダーの4位。前日に池ポチャ2度で「+4」を叩いた15番パー3で雪辱のバーディーを奪取し、「絶対に昨日の分を取り返してやろうと思って今日は来たので」と振り返った。

　吉田は秘めた闘志をたぎらせた。2連続バーディーで迎えた160ヤードの15番パー3、9番アイアンでピンまで3メートルにつけた。前日はグリーン左手前の池に2度落とし、「+4」を叩いたホールで悪夢を払拭。この勢いで17番までバーディーを5連続に伸ばし、この日だけで7つのバーディーを獲った。

「（15番は）ピンを狙って、絶対に昨日の分を取り返してやろうと思って今日は来たので、良かったです」

　前日に大叩きしたホールで守るどころか、果敢に攻めた。ピンの位置は「今日の方が難しい」と言うが、「+4をやっているので、パー以下では回りたいなと思っていた。上手くバーディーで上がれて凄く良かったです」と振り返った。

　前日は14番までにスコアを4つ伸ばし、2位争いにいたが、このホールでイーブンに。16位まで落としてフィニッシュした。それでも、池ポチャは突風の影響があったといい、「自分的にはいいショットをずっと打っていたので、風のせいにしてました」と切り替えたことも奏功した。

　次週は29日開幕の国内メジャー・日本女子オープン。良い手応えを掴んで大舞台に向かうことができる。「この状態を維持するのが大切ですし、難しいですが、チャンスがきた時に取りこぼさないようにしたいです」と視線を向けていた。