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ピッチ外のW杯物語 ブラジルの亡き名物サポーターが遺した“カウボーイ帽の行方”

愛息がカウボーイ帽とともにロシアへ「パパはW杯の魅力が消えないと知っていた」

 記事によると、フェルナンデスさんはW杯を7大会観戦し、ロナウジーニョらとも対面したことがあるという。その上で「2014年ブラジルW杯のドイツ―ブラジル戦の7-1でフェルナンデス氏が悲しんでいる写真は、当時の悲劇の象徴として今もアイコンとなっている」と紹介している。


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 ただ、フェルナンデスさんの魂はW杯の舞台で生き続けている。記事では「現在、チッチ率いるブラジル代表と共にフェルナンデス氏の遺志を継ぐのは息子である」と記述。が父の代名詞だったカウボーイハットとともに息子が観戦に訪れているといい、本人のコメントも伝えている。

「これまで一緒に6つのW杯を旅した。パパは7つだったから、今回のロシアで同じ数になる。W杯は地球上で最も大きなイベントだ。まるで魔法だ。パパは1990年にイタリアW杯を現地観戦して以来、この旅の虜になってしまった。たとえアルゼンチンが優勝してしまってもね。パパはW杯の魅力が消えることはないと知っていたよ」

 父と一緒にW杯を観戦した数は「6」。今大会で亡き父と同じ「7」に並んだという。観る者を魅了するW杯。グラウンドのみならず、サポーターにも物語がある。今日もまた新たな熱狂の瞬間が生まれる。

(THE ANSWER編集部)


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