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ピッチ外のW杯物語 ブラジルの亡き名物サポーターが遺した“カウボーイ帽の行方”

連日、熱戦が繰り広げられているサッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会。ピッチを彩る選手だけでなく、客席から声援を送るサポーターもしばしば脚光を浴びる。海外メディアは、ブラジルのW杯名物サポーターが前回大会後に亡くなっていたことを紹介。その遺志を継ぎ、愛息が現地ロシアで観戦していることを紹介している。

クロービス・アコスタ・フェルナンデスさん(左、2014年)【写真:Getty Images】
クロービス・アコスタ・フェルナンデスさん(左、2014年)【写真:Getty Images】

7大会連続観戦の「コパのカウボーイ」フェルナンデスさんが前回大会翌年に死去

 連日、熱戦が繰り広げられているサッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会。ピッチを彩る選手だけでなく、客席から声援を送るサポーターもしばしば脚光を浴びる。海外メディアは、ブラジルのW杯名物サポーターが前回大会後に亡くなっていたことを紹介。その遺志を継ぎ、愛息が現地ロシアで観戦していることを紹介している。


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 熱心なサッカーファンなら観たことがあるかもしれない。ブラジルのユニホームをまとい、カウボーイハットに蓄えた口ひげ。どうやって作ったのか、W杯トロフィーを掲げ、毎大会声援を送る中年男性。王国が誇る、一人の熱狂的サポーターの物語を紹介したのは、欧州衛星放送「ユーロスポーツ」イタリア版だった。

「『コパのカウボーイ』として知られるクロービス・アコスタ・フェルナンデスは25年間、ブラジル代表のサポーターとしてW杯を全て観戦していた。そのフェルナンデス氏は2015年にガンで亡くなった。9年間の闘病生活だった」

 こうつづった記事では、四半世紀のサポーター歴を誇るフェルナンデスさんが自国開催だった14年ブラジル大会翌年に亡くなったことを紹介。1次リーグ初戦のスイス戦を1-1で引き分けたブラジルだったが、今大会は客席から盛り上げ、声を枯らしていた熱狂的サポーターを失っていた。

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