ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン第2日

　女子ゴルフの国内ツアー・ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンは24日、宮城・利府GC（6491ヤード、パー72）で第2日が行われ、初日に国内女子ツアー最少ストローク記録の「60」を樹立した山下美夢有（加賀電子）が5バーディー、ボギーなしの67で回って、通算17アンダーとして首位を守った。通算9アンダーで2位の竹田麗央（ヤマエグループHD）と三ヶ島かな（ランテック）には8打差を付ける独走となっている。

　勢いと安定感は失っていなかった。出だしの1番パー4で2打目を50センチにつけてバーディー発進すると、4、5番で連続バーディー。後半に入ってからも11番、14番で伸ばし、最終18番パー5はパーでフィニッシュ。2003年ミズノクラシックでアニカ・ソレンスタムがマークした2日間の最少ストローク記録の18アンダー（63、63）には1打及ばなかったものの、堂々のスコアとなった。

　新記録達成で「たくさんの方から連絡をいただきました。実感はなかったのですが」と反響の大きさを感じながら2日目に臨んだ山下。「今日は今日で切り替えて、アンダーパーで回れたらいい」という気持ちだったそうだが、同し大阪出身で「仲良し」という同組の上野菜々子（コーナン）からは「『やりすぎ！』みたいな感じで言われました」とエピソードを明かした。

　爆発的なスコアの初日のスコアには及ばなかったとはいえ「今日のゴルフは100点だと思います」と満足した様子。最終日は大きなアドバンテージを持って向かうが「明日もしっかり攻めのゴルフをして、チャンスが来たらバーディーを取れるようにいけたらいい」とあくまでも平常心で臨むつもりだ。