緊急出場のF1ドライバー、初レース9位入賞も自力脱出できず悲鳴「肩が死んだ」
自動車レースのF1第16戦イタリアGP決勝が11日(日本時間12日)に行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が優勝。角田裕毅(アルファタウリ)は14位だった。急遽出場となったオランダ人のニック・デ・フリーズ(ウイリアムズ)はF1初出場にもかかわらず9位に入ってポイントを獲得。レース後、マシンから脱出できずに救出を求めた動画がF1公式ツイッターに公開され、海外ファンからは「よく頑張った」「お見事」といった反響が寄せられている。
F1イタリアGP決勝
自動車レースのF1第16戦イタリアGP決勝が11日(日本時間12日)に行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が優勝。角田裕毅(アルファタウリ)は14位だった。急遽出場となったオランダ人のニック・デ・フリーズ(ウイリアムズ)はF1初出場にもかかわらず9位に入ってポイントを獲得。レース後、マシンから脱出できずに救出を求めた動画がF1公式ツイッターに公開され、海外ファンからは「よく頑張った」「お見事」といった反響が寄せられている。
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激戦の代償は大きかった。レースを終えてピットに戻ってきたデ・フリーズ。堂々の9位入賞でポイントを獲得。しかし、チームとの無線でのやり取りはそんな喜びを表す余裕はなかった。
「誰か……助けてくれないか? パークフェルメ(でのチェック)は終えてる? 僕は本当に腕を上げることすらできない」
すぐさま、チームからは「了解、了解」と連絡が入る。すると、8位フィニッシュのピエール・ガスリー(アルファタウリ)が歩み寄り、コクピット内のデフリーズの健闘を称えるシーンも見られた。その後、チームスタッフの手助けを受けて、デフリーズは何とかマシンから脱出することができた。
F1公式インスタグラムは「こっちは助けが必要だ! ニック・デ・フリーズはとてつもない活躍をしたが、レースの最後はマシンから出るのに助けが必要に」との文言とともに動画を公開。海外ファンからは「本当によく頑張った」「今日のチームを支えた彼の背中と肩は痛いに違いない」「彼はお見事だった」「ガスリーのスポーツマンシップに拍手」「少年よ、最高峰のリーグにようこそ」「ウイリアムズを53周操縦したらこうなるよね」「ドライバー・オブ・ザ・デイ」といった声が寄せられた。
ウイリアムズはタイ人ドライバー、アレックス・アルボンがレース前に虫垂炎を発症したため、急遽デフリーズを起用。英ラジオ局「トークスポーツ」によると「この日ほどF1のドライバー・オブ・ザ・デイを選ぶのが簡単だったことはない。ウイリアムズの新人ニック・デ・フリーズがデビュー戦で9位に入った」と報じた。
記事内では、同じオランダ人ドライバーでこのレースを制したフェルスタッペンが「ニックにとって、レースに出てこのパフォーマンスをするのは決して簡単ではなかったはず。彼は素晴らしい仕事をやってのけたよ。僕もとても嬉しい」と称賛。また「デ・フリーズは全く別のプレッシャーと戦っていたようで、見事な結果を残した後、チームの無線に『僕の肩は死んでるよ、死んでる!』と笑った」と伝えている。
(THE ANSWER編集部)