女子ゴルフで球がカメラマン直撃の珍事 大里桃子「ワー、すみませんと思ったけど…」
女子ゴルフの国内メジャー・日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯第2日が9日、京都・城陽CC(6555ヤード、パー72)で行われた。29位で出た大里桃子(伊藤園)は6バーディー、1ボギーの67で回って通算7アンダー。前半組終了時で暫定4位に浮上した。前半11番では、バンカーからの第2打をシャンク。球がカメラマンの足元に当たり、ピンから10ヤード地点に止まったことで、「申し訳なかったけど、ありがたかった」と珍事を振り返った。
日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯第2日
女子ゴルフの国内メジャー・日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯第2日が9日、京都・城陽CC(6555ヤード、パー72)で行われた。29位で出た大里桃子(伊藤園)は6バーディー、1ボギーの67で回って通算7アンダー。前半組終了時で暫定4位に浮上した。前半11番では、バンカーからの第2打をシャンク。球がカメラマンの足元に当たり、ピンから10ヤード地点に止まったことで、「申し訳なかったけど、ありがたかった」と珍事を振り返った。
11番パー3。大里はまさかの出来事を振り返った。
「バンカーからの2打目をシャンクしてしまいました。ただ、そのボールがカメラマンさんに当たってしまって……」
本人は15ヤード先のピンに寄せる気で打ったボールが、斜め右前へ。そこには4人のカメラマンが構えており、ボールが一人にヒットした。
「足元に当ててしまいました。『ワーッ。すみません』と思いましたが、内心は『ありがとうございます』でした。ボールはフワッした感じのところにありましたし」
内心感謝した理由は、ボールがピンから10ヤード地点に止まったから。幸いにもカメラマンに怪我はなく大事に至らなかったことを確認した大里は、第3打をピン1メートル半に寄せてボギーで終えた。結果的にピンチを救ってくれたカメラマンには、「お詫びの印」とボールをプレゼント。13番から3連続バーディーを決め、その後も3つスコアを伸ばした。
「カメラマンのお陰です。まさかのシャンクで恥ずかしかったですけど、私としては不幸中の幸いでした。カメラマンさんには、もう一度、お詫びに行きます」
今季は思うような成績を残せず、8月の北海道meijiカップからは4試合連続予選落ち。前週のゴルフ5レディスは29位だったが、「パットで気持ち悪さがあって、目をつむってショートパットを打ったりしていました」と振り返った。プロデビュー年に飾った初優勝後、抱えているパターイップスは完全には克服できていないが、今大会については「まだ、気持ち悪さが出ていません」と明かした。
メジャー設定の難コースゆえに、一つの運も大きくスコアに左右する。「私は完璧主義なところがあるので、これまで自分にキレてダメになっていました。昨日もバーディーが来なくて少しイライラしましたけど、グッっとこらえました。怒っちゃダメだなと思いました」と言い聞かせた。
(THE ANSWER編集部)