大谷翔平MVPをジャッジ派に力説 219勝右腕が1年で方針転換「私は投手だからわかる」
マルティネス氏、足をバシバシ叩き力説「投手の負担を見過ごしてますね」
大谷は今季11勝8敗、181奪三振、防御率2.58の一方、打者としても打率.267、33本塁打、86打点をマーク。マルティネス氏は野手の守備と登板の負担は比較にならない指摘し、こう続けた。
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「価値という部分についても考えよう。エンゼルスは今季59勝? 彼はおそらくエンゼルスの勝利の70%分を担保している。打撃面と投球面でだ。打者として、投手として、チームを牽引している。これは至難の業だ。チームへの貢献を見逃してはいけない」
ジャッジ派が根拠にするチーム状況については、「彼(オオタニ)のせいではない。彼はまさに一人でチームを背負っている」と擁護した。ジャッジも攻撃陣で奮闘しているという指摘には、「背後には本当に優秀なチームがある」と両軍の戦力差を強調。トラウト、レンドンらが故障離脱した中で負担が大きかったこともプラス材料にした。
さらにアストロズ、マリナーズ、ブルージェイズ、レッドソックスという強豪の名前を次々に挙げ、「彼はねじ伏せてきたんだ! ヤンキースを除く全てのチームを」と主張している。現時点ではジャッジがP最有力としながらも、力説した。
「オオタニに今季を締めくくってもらいましょう。そこから誰に投票すべきか考えた方がいいですね。投票者には真剣に考えてほしい。去年、ブラディ(ゲレーロJr.)はほぼ三冠王でしたが、オオタニは満票獲得しているんですよ!」「オオタニが再び40本塁打、100打点、今のピッチングを続けたとしたら……これは本気でオオタニのシーズン終了時の数字を見た方がいいと思いますね」
昨季は同じドミニカ共和国出身のゲレーロJr.を推し、大谷の否定派だったマルティネス氏だが、今季は歴史的本塁打数を記録しようとしているジャッジよりも大谷を推す“方針転換”となった。グランダーソン氏は、外野手であるジャッジの守備的負担の大きさをMVP争いの優位性に挙げたが、マルティネス氏は自らの足をバシバシ叩き「投手の負担を見過ごしてますね」と一蹴。そして、「シーズンが終わったら、オオタニは再びMVPに輝いているでしょう!」と断言していた。
(THE ANSWER編集部)