後半ATにオウンゴールを犯したモロッコ選手へ、イラン選手が励ましの言葉を送った

　サッカーのワールドカップ（W杯）ロシア大会は15日、グループリーグB組でイランがモロッコに1-0で勝利。アジア勢として2010年の日本以来、同国にとっては1998年以来、20年ぶりの勝利を手にした。決着は後半アディショナルタイム。モロッコFWブアドゥズがクリアしようとしたボールが、自陣ゴールに入ってしまうというなんとも劇的な幕切れだった。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今　2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
（W-ANS ACADEMYへ）

　同組のポルトガル-スペインに負けないくらいの熱戦が展開された一戦。最後は衝撃の結末が待っていたが、20年ぶりのW杯での白星を挙げたイランFWグーチャンネジャードはインスタグラムを更新し、オウンゴールで決勝点を献上したブアドゥズへメッセージを送ったことが大反響を呼んでいる。

「僕は君を個人的には知らないけど、人生の中では、時に勝ち、時に負けることがある。オウンゴールで落ち込まないでくれ。我々は皆、プロのスポーツマンでこれはフットボールの一部だ。私はとても嬉しいし、自分のチームや国を誇りに思うけど、君のキャリアでの成功も祈りたいんだ」

　試合後ほどなくしてグーチャンネジャードはこうつづり、ブアドゥズを励ましている。20年ぶりの自国の勝利を何よりも喜びたいはずだが、ミスを犯してしまった相手選手を真っ先に気遣っている。