大谷翔平とジャッジのMVP論争 ヤ軍地元の主砲推しに米疑問「2人を入れ替えてみて」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)の本拠地ヤンキース戦で決勝の29号2ランを放ち、チームを4-3の勝利に導いた。一方でヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手も両リーグトップの50号ソロ弾に続き、30日(同31日)の試合でも51号3ラン。今季のMVP論争も熱を帯びている中、ヤンキース地元中継局の実況を務めるマイケル・ケイ氏はリーグ首位のヤンキースと不振のエンゼルスのチーム状況を根拠に、ジャッジのMVPをプッシュ。だが、そんな主張に疑問の声が上がっている。
ジャッジ対大谷のMVP論争
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)の本拠地ヤンキース戦で決勝の29号2ランを放ち、チームを4-3の勝利に導いた。一方でヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手も両リーグトップの50号ソロ弾に続き、30日(同31日)の試合でも51号3ラン。今季のMVP論争も熱を帯びている中、ヤンキース地元中継局の実況を務めるマイケル・ケイ氏はリーグ首位のヤンキースと不振のエンゼルスのチーム状況を根拠に、ジャッジのMVPをプッシュ。だが、そんな主張に疑問の声が上がっている。
MVP筆頭候補同士の激突でも注目を集めているエンゼルス対ヤンキース戦の第2戦の前、ニューヨークのテレビ局「YESネットワーク」でピンストライプの名門の実況を務めるケイ氏はツイッターで今季のMVP争いについて持論を展開した。
「私は36年間野球の取材をしているが今季のジャッジは私が目にしてきた最高のシーズンの1つだ。ヤンキースから彼がいなくなれば、プレーオフ進出は大変だっただろう。オオタニがエンゼルスからいなくなっても、彼らは(ポストシーズンを)外から眺めることだろう。もっとも価値があるのは?」
この日の試合前の段階で78勝51敗でア・リーグ東地区トップを独走するヤンキース。2位レイズには7ゲーム差をつけている。ジャッジの活躍がなければ、地区1位の座を維持するのは難しいと分析。一方で、二刀流の躍動にもかかわらず、56勝73敗と西地区4位に沈むエンゼルスは、大谷がいなくても2014年以来のポストシーズン進出を逃すという状況に変わりはないだろうと予想している。
ヤンキースの名物アナウンサーの主張には米ファンも反応。「ジャッジは今まで見た中で最高のシーズンの1つだ。打者ショウヘイはホームランでリーグ3位、投手としては防御率6位で、奪三振率は1位。野球史上最高なシーズンなんだぞ」と意見が寄せられたほか、コメント欄で疑問の声が上がっている。
「去年のゲレーロJr.の時にも同じ議論になったけれど、オオタニが満場一致で受賞したじゃないか」
「2人を入れ替えてみて。ジャッジがエンゼルスにいたら、もっと成績は悪くなっている。オオタニがヤンキースにいたらずっと成績はいいだろう」
6000件以上の「いいね」がついた名物アナウンサーの主張。大谷とジャッジのMVP議論はまだまだ波紋を広げそうだ。
(THE ANSWER編集部)