ヤンキース戦で決勝2ランを放つ

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は29日（日本時間30日）、本拠地ヤンキース戦に「3番・DH」で先発し、同点で迎えた5回に決勝の29号2ランを放った。エンゼルスを4-3の勝利に導いたが、泳がされても“確信”していた姿にMLB公式ツイッターが注目。実際の映像を公開すると、「球はハンマーで叩かれたよう」「体勢凄い」と米ファンから驚きの声が上がった。

　体勢を崩されても、手応えは十分だったようだ。2-2で迎えた5回2死一塁。大谷は追い込まれてから低めのスプリットに反応。一塁側から撮影された動画では、泳がされたようなスイングで最後は右手一本でスイングしたように見える。それでも打球は右翼席へ。大谷はスイングの直後から一塁へ歩き出し、確信した様子で打球を見送っていた。

　実際の映像を公開したMLB公式ツイッターは「ショーを楽しみ続けている」と文面に記した。米ファンからは「球はハンマーで叩かれたよう」「弱いスイングなのに」「片手で打った」「このスイングを見てくれ」「体勢すごい」などと驚きの声が上がっていた。大谷は4打数2安打2打点。ジャッジとのMVP候補対決で注目された一戦で、ヒーローになった。