全豪OP決勝進出のナダルに「目に見える変化」 地元紙が「復活の要因」分析
「ラケット」も要因の一つに、「特にサーブで効果が出ている」
また、2つ目の要因としてラケットを挙げており、本人も「少し修正したんだ。ラケットの先端を少し重くした。ストロークでよりダメージを与えるようにね。特にサーブで効果が出ている」と手応えを示しているという。ラケットのマイナーチェンジも、モヤ氏の進言によるものだったようだ。
そして3つ目にはフォーム矯正などに象徴される影の努力、4つ目にはサービスのバリエーション、5つ目にはスケジュール面の戦略が挙げられており、記事では地元・マジョルカ島にある「ラファ・ナダル・アカデミー」でモヤコーチらとフォーム、リズムの改善に取り組んだことを特筆。癖を矯正し、バックハンドのストロークのパワーと正確性を高めることに成功したと伝えている。
一方のフェデラーも昨季は左膝の負傷のため後半戦を欠場し、治療に専念。復帰直後にもかかわらず、決勝へと駒を進めた。専門家からは35歳にして「進化している」との声も出ている。
29日の大一番ではどちらに軍配が上がるのか。これでまでは34度の対戦で、ナダルの23勝11敗。決戦の行方が注目される。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images