元世界1位がフェデラー対ナダルの決勝予言 「彼らが進出しなければ驚き」
テニスの全豪オープン男子シングルスで、レジェンドが完全復活を印象付けている。
全豪OP準決進出…かつての“黄金カード”復活なるか
テニスの全豪オープン男子シングルスで、レジェンドが完全復活を印象付けている。グランドスラム(GS)優勝17回を誇る世界ランク17位のロジャー・フェデラー(スイス)が準決勝に進出し、4位のスタン・ワウリンカ(スイス)と対決する一方で、GS優勝14回の同9位ラファエル・ナダル(スペイン)は4強でグレゴル・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦が決まった。
昨季故障で後半戦欠場を発表した2人の名手は全盛期を彷彿させる強さを見せているが、テニス界の偉人はフェデラーとナダルという黄金カードの決勝戦が実現すれば、「グランドスラム史に残る試合」になると心待ちにしている。米スポーツ専門テレビ局ESPNが「ラファエル・ナダルの勝利は、オーストラリアに魔法が存在することを証明した」と特集している。
ナダルは25日の準々決勝で世界ランク3位と26歳のミロシュ・ラオニッチをストレート勝ちで下した。一方、フェデラーは4回戦で5位の錦織圭(日清食品)とのフルセットの激闘を制し、5回戦では世界ランク1位のアンディ・マレー(英国)を下したミシャ・ズベレフ(ドイツ)にストレート勝ちで復調ぶりを示している。
記事によると、左膝の故障を乗り越えた35歳のフェデラー、左手首の故障から回復した30歳のナダル、そして、31歳のワウリンカという30歳以上の選手が4強に3人も残るグランドスラムは1968年の全仏オープン以来だという。