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全米が泣いた少年野球のスポーツマンシップ NY州知事も、現役MLB投手も「最高だ!」

米国で行われている野球のリトルリーグ・ワールドシリーズ(サウスウェスト地区選手権)で起きたシーンに大きな反響が広がっている。9日(日本時間10日)、頭部死球を与えた投手が動揺し、マウンドで涙を流すと、当てられた打者が歩み寄ってハグ。その模様を米メディアが動画で公開し、ファンの間で話題になっていたが、歌手、政治家、スポーツ選手などからも声が寄せられた。

米リトルリーグで感動の光景に絶賛の嵐が巻き起こっている(画像は「ESPN」が公式ツイッターのスクリーンショットより)
米リトルリーグで感動の光景に絶賛の嵐が巻き起こっている(画像は「ESPN」が公式ツイッターのスクリーンショットより)

リトルリーグの試合で起きたシーンが再生350万超

 米国で行われている野球のリトルリーグ・ワールドシリーズ(サウスウェスト地区選手権)で起きたシーンに大きな反響が広がっている。9日(日本時間10日)、頭部死球を与えた投手が動揺し、マウンドで涙を流すと、当てられた打者が歩み寄ってハグ。その模様を米メディアが動画で公開し、ファンの間で話題になっていたが、歌手、政治家、スポーツ選手などからも声が寄せられた。

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 感動の場面は初回2死一、二塁。テキサスイーストのケイデン・シェルトンがオクラホマ州タルサの右打者アイザイア・ジャービスに投じた一球が頭部に直撃した。打者はその場で倒れ込み、球場も騒然とした様子だ。マウンドで立ち尽くす投手。動揺したのか、ずっとうつむいていると、一塁から歩み寄ってきたのは死球を受けた打者だった。そっと寄り添うようにハグ。耳元で何か言葉を掛けた。

 すると、ナインも駆け寄って肩を叩く。客席もスタンディングオベーションとなり、涙を流す人もいた。投手にとっては、この頭部死球がトラウマになり、今後の競技生活に響く可能性もあるが、少年同士が繰り広げた心優しいシーンは、米スポーツ専門局「ESPN」公式ツイッターが「頭部に死球を受けた後、このリトルリーグの選手が投手を慰め、真のスポーツマンシップを示した」と紹介すると、大きな話題になった。

 再生回数は350万回を突破し、時間とともにファンのみならず、ツイッター上では著名人も続々反応。米人気歌手シェリル・クロウは「リトルリーグ選手を持つ母として、これには込み上げてくるものがあったわ! よくやったわ、アイザイア!」とつづり、ニューヨーク州のキャシー・ホウクル知事は「これのおかげで良い朝になった! 我々の子どもたちは希望だわ」と称えた。

 また、スポーツ界でも元MLB名選手フレッド・リンは「長い間野球をしてきたが、これほどの思いやりは見たことがない。涙が出た。アイザイア・ジャービス、よくやった」と称賛し、ブルージェイズのMLB現役投手ケビン・ゴーズマンも「これは最高だ!」と反応した。試合はテキサスイーストが9-4で勝利を収め、17日から28日にペンシルベニア州ウィリアムズポートで行われるリトルリーグ・ワールドシリーズ進出を決めた。

(THE ANSWER編集部)


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