頭部死球の米野球少年、投手に向けたまさかの行動に涙、涙、涙「年間No.1スポーツマン」
日本の夏の高校野球が盛り上がる中、米リトルリーグで感動の光景が広がった。9日(日本時間10日)にテキサスで行われたリトルリーグ・ワールドシリーズ(サウスウェスト地区選手権)。頭部死球を与えた投手がマウンドで涙を流す中、打者が歩み寄ってハグを交わした。米メディアが動画を公開。米ファンから「年間最高のスポーツマンだ」と絶賛の嵐が巻き起こっている。
米リトルリーグで感動の光景
日本の夏の高校野球が盛り上がる中、米リトルリーグで感動の光景が広がった。9日(日本時間10日)にテキサスで行われたリトルリーグ・ワールドシリーズ(サウスウェスト地区選手権)。頭部死球を与えた投手がマウンドで涙を流す中、打者が歩み寄ってハグを交わした。米メディアが動画を公開。米ファンから「年間最高のスポーツマンだ」と絶賛の嵐が巻き起こっている。
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初回2死一、二塁。テキサスイーストのケイデン・シェルトンが右打者に対して投じた一球が、頭部に直撃した。その場で倒れ込むオクラホマ州タルサの打者アイザイア・ジャービス。球場も騒然としているようだ。マウンドで立ち尽くすピッチャー。うつむいていると、一塁から歩み寄ってきたのは死球を受けた打者だった。そっと寄り添うようにハグ。耳元で何か言葉を掛けた。
ナインも駆け寄って肩を叩く。客席もスタンディングオベーションとなり、涙を流す人もいた。一部始終の動画を米スポーツ専門局「ESPN」が公式ツイッターに公開。「頭部に死球を受けた後、このリトルリーグの選手が投手を慰め、真のスポーツマンシップを示した」とつづると、米ファンから称賛の声が上がった。
「2人の少年に脱帽だよ」
「メジャーではプレーオフのあと握手さえしないのにね」
「一流の振る舞いだね」
「世界がこの2人のようだったら、世界はもっと良い場所だろうに」
「年間最高のスポーツマンだ」
「少年が大丈夫でよかった」
「なんでMLBの選手はこのリトルリーガーのように振る舞えないのか」
米スポーツ専門局「CBSスポーツ」も事の顛末を報道。「幸運にもボールはヘルメットに当たったためジャービスは試合に出場し続けられた」と伝えた。テキサスイーストが9-4で勝利を収め、17日から28日にペンシルベニア州ウィリアムズポートで行われるリトルリーグ・ワールドシリーズ進出を決めたという。
ツイッター上では、エンゼルスのアーチー・ブラッドリー投手もESPNの動画を引用しながら「リスペクト!」と投稿。メジャーリーガーも敬意を払う行動だった。
(THE ANSWER編集部)