全豪OP出場中のフランス人選手の胸を打った1通の手紙「ボールキッド180番より」
「ボールキッド180番より」…ツォンガの胸を打った1通の手紙
「親愛なる、ジョー=ウィルフリード・ツォンガさん。2回戦で私をコートサイドにエスコートしてくれたあなたに感謝する機会が欲しかったのです。私のことを覚えているかわかりませんが、あなたがコートの外にエスコートしてくれたボールガールです」
そう自己紹介したジュリアーナさんは実はボールを受ける前から体調を崩していたそうで、めまいなどもあり、しっかりと仕事をこなせていないかったようだ。手紙の中では「私に示して頂いた優しさに本当に感謝しています。私に助けが必要であることに気付き、コートの外にエスコートする優しさを示してくれました。次のラウンドに進むことができておめでとうございます。次の試合で最高の結果になることを祈っています。全豪オープンの決勝まで進めることを祈っています。もう1度、ありがとう。ジュリアーナ、全豪オープンのボールキッド180番より」とも綴り、フランス人選手の今大会の飛躍を祈っている。
ツォンガはその手紙の内容もツイッター上で公開しており、複数のメディアがこの内容を取り上げている。少女から力強い後押しを受けているフランス人は準々決勝でスタン・ワウリンカ(スイス)と対戦する。世界4位の難敵を倒し、準決勝、決勝と勝ち進んでいけるか。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer