「今季最も恐ろしい光景」 頭部死球で脳震盪…打者の反応に米騒然「横になったまま」
米大リーグの試合で球場全体が凍り付くようなショッキングなシーンが見られた。ナ・リーグのジャイアンツがカブスを本拠地に迎えた30日(日本時間31日)の一戦で、ジャイアンツのタイロ・エストラーダ内野手が相手投手から頭部に死球を受けて転倒。米放送局のツイッターでは、死球の瞬間からしばらく立ち上がれずに治療を受ける様子を捉えた動画が公開され、「今季最も恐ろしい光景」と報じられた。
ジャイアンツのエストラーダが頭部に死球
米大リーグの試合で球場全体が凍り付くようなショッキングなシーンが見られた。ナ・リーグのジャイアンツがカブスを本拠地に迎えた30日(日本時間31日)の一戦で、ジャイアンツのタイロ・エストラーダ内野手が相手投手から頭部に死球を受けて転倒。米放送局のツイッターでは、死球の瞬間からしばらく立ち上がれずに治療を受ける様子を捉えた動画が公開され、「今季最も恐ろしい光景」と報じられた。
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問題のシーンはジャイアンツが5-0とリードして迎えた5回。カブスのマーク・ライターJr.の投じた85マイル(約136.79キロ)の一球が、右打席に入っていたエストラーダ内野手の頭を直撃。当たった瞬間、避けた勢いもあり、ボールの威力で体ごと飛ばされるような形になったエストラーダはその場で仰向けになって倒れ込んだ。球場は騒然とした雰囲気だ。
すぐにジャイアンツベンチから医療スタッフが駆けつけたが、エストラーダの反応はほとんどなく、ベンチの選手たちも心配そうな表情で見つめていた。米放送局「NBCスポーツ」のジャイアンツ専門ツイッターは動画を公開。「5回裏の恐ろしい瞬間。タイロ・エストラーダは死球をヘルメットに受けた。ゲーブ・キャプラー監督とトレーナーのサポートを受けて、グラウンドを後にした」と説明した。
米ファンからは「超恐ろしい」「酷い。好きな選手なのに」「大丈夫でありますように」「痛そう」といった悲痛なコメントが集まった。米カリフォルニア州地元放送局「NBCスポーツ・ベイエリア」も「エストラーダ離脱で苦境に立たされるジャイアンツ」との見出しで報道。「5回裏、ジャイアンツにとって今季最も恐ろしい光景だった。エストラーダは試合後も目まいがするという。脳震盪で7日間の故障者リスト入りをすることになる」と伝えた。
死球の瞬間から、直後の様子も克明にリポート。「マーク・ライターJr.がコントロールを失い、0-1からチェンジアップが抜け、左のヘルメットに直撃。彼はすぐに倒れ、そのまま数分間横になったままだった。自力で立ち上がることができたが、歩くのは助けが必要だった。検査のためにクラブハウスに直行だった」としている。また「彼の目の動きは良くなかった。それでも意識を失ったというわけではない。驚いていた」とゲーブ・キャプラー監督のコメントも伝えている。
(THE ANSWER編集部)