「なんてカーブだ」 “3550回転の魔球”に米解析サイトも仰天「史上最高の回転数」
米大リーグで驚愕のカーブが話題を集めている。大谷翔平投手が離脱したショックが残るエンゼルスだが、ギャレット・リチャーズ投手が8日(日本時間9日)の敵地ツインズ戦で6回途中2失点と力投。勝ち星こそつかなかったが、チームを4-2の勝利に導いた。
エンゼルスの右腕リチャーズが毎分3550回転のカーブを披露
米大リーグで驚愕のカーブが話題を集めている。大谷翔平投手が離脱したショックが残るエンゼルスだが、ギャレット・リチャーズ投手が8日(日本時間9日)の敵地ツインズ戦で6回途中2失点と力投。勝ち星こそつかなかったが、チームを4-2の勝利に導いた。
注目を集めているのは、驚異的なスピン量を誇るカーブだ。MLB公式サイトの解析システム「スタットキャスト」の公式ツイッターによると、なんと「毎分3550回転」というスピン量だった。同ツイッターが動画を公開している。
驚愕のボールが生まれた場面は、3回2死三塁だった。カウント1-2からの4球目だ。投じたのはカーブ。左打者のモリソンの外角ボールゾーンから急激に変化し、外角高めのストライクゾーンいっぱいに決まった。
83マイルのバックドアにモリソンのバットはピクリとも動かなかった。この1球を「スタットキャスト」は「なんてカーブだ」とつづり、動画で紹介。「この球の回転数は3550回/毎分。三振を記録したカーブボールとしてはスタットキャスト史上最高である」と説明を付け加えている。
米誌「スポーツイラストレイテッド」の過去の記事によると、一般的なカーブのスピン量は毎分2500回転といわれている。それを大幅に上回るのだから、その凄まじさがわかるだろう。
ここまで4勝4敗、防御率3.26とまずまずの成績を残している右腕。過去には15勝した経験もあり、大谷の穴を埋める意味でもさらなる期待がかかる。超スピンのカーブと共に、今後も注目していきたい。
(THE ANSWER編集部)