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175cmの17歳アマ馬場咲希、関東ジュニア2冠達成 米国から帰国即V「強い気持ちで」

ゴルフの関東ジュニア選手権(女子15~17歳の部)最終日が29日、千葉CC野田C(6497ヤード、パー72)で行われ、17歳の馬場咲希(日本ウェルネス高2年)が優勝を飾った。首位でスタートし、この日は4バーディー、3ボギーの71で回って通算6アンダー。同スコアの高野愛姫(埼玉栄高3年)とのプレーオフを2ホール目で制した。身長175.3センチの馬場は6月の全米女子オープンで、日本人アマ選手では8年ぶりの予選通過を果たし、今月は全米女子ジュニアゴルフ選手権に出場。マッチプレーの2回戦で敗れたが、ストロークプレーの予選ラウンドは首位通過でメダリストとなった。帰国は23日で強行日程だったが、負けん気を発揮してタイトル奪取。8月4日には、再渡米して全米女子アマ選手権(8月8~14日)に出場する。

関東ジュニア選手権で優勝した馬場咲希【写真:父・哲也さん提供】
関東ジュニア選手権で優勝した馬場咲希【写真:父・哲也さん提供】

19年大会の12~14歳の部に続く優勝、プレーオフでまた非凡さ発揮

 ゴルフの関東ジュニア選手権(女子15~17歳の部)最終日が29日、千葉CC野田C(6497ヤード、パー72)で行われ、17歳の馬場咲希(日本ウェルネス高2年)が優勝を飾った。首位でスタートし、この日は4バーディー、3ボギーの71で回って通算6アンダー。同スコアの高野愛姫(埼玉栄高3年)とのプレーオフを2ホール目で制した。身長175.3センチの馬場は6月の全米女子オープンで、日本人アマ選手では8年ぶりの予選通過を果たし、今月は全米女子ジュニアゴルフ選手権に出場。マッチプレーの2回戦で敗れたが、ストロークプレーの予選ラウンドは首位通過でメダリストとなった。帰国は23日で強行日程だったが、負けん気を発揮してタイトル奪取。8月4日には、再渡米して全米女子アマ選手権(8月8~14日)に出場する。

 メディア非公開で行われた大会。優勝を決めた馬場が、「THE ANSWER」の電話取材に応じた。

「最終ホールまで状況は分かりませんでしたが、最後は『バーディーを獲るんだ』という思いで、気合を入れてアプローチをしました」

 馬場によると、最終18番パー5(502ヤード)で第2打をグリーンオーバー。ピンまで約20ヤードの第3打をピン側に寄せてバーディーを奪った。そして、通算6アンダーで高野と並んでプレーオフに突入。2ホール目の11番パー5(526ヤード)で馬場が約3.5メートルのバーディーを奪い、激戦に終止符を打った。

「本当にうれしいです。正直、渡米の疲れを残して入った大会でしたが、近づくにつれて『勝ちたい』という思いが高まってきました。プレーオフに入ってからも、強い気持ちでプレーできて良かったです」

 23日に帰国したばかりで、会場での練習ラウンドは大会前日の26日のみだった。当初は日本ジュニア選手権(8月17~19日、埼玉・霞ケ関CC東C)出場の資格を得られる39位以上を目指していたというが、持ち前の負けん気も力にタイトルをゲット。関東ジュニア選手権については、中2で出場した2019年大会で(12~14歳の部)を制しており、2冠となった。

この優勝であらためて非凡さ証明した馬場は、今季から急成長。175.3センチの長身から270ヤードのドライバーショットを放ち、アプローチ、パットも高いレベルにある。4月の全米女子オープン日本予選会(36ホール)をボギーなしの通算5アンダーで4位通過した。全米女子オープンでも結果を残し、全米女子ジュニア選手権でもポテンシャルの高さを見せつけた。そして、今は全米女子アマチュア選手権に向けてモチベーションを高めている。

「全米アマは大学生も加わるので、よりレベルが高くなると思います。それでも優勝すれば、来年の全米女子オープンと全英女子オープンの出場資格を得られると聞いたので、そこを狙っていきたいと思います」

 再渡米の予定は8月4日。決勝はマッチプレー形式の全米女子アマ選手権で最終日まで残れば帰国は同月16日になるが、馬場は翌17日からの日本ジュニア選手権の出場も予定している。

(THE ANSWER編集部)


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