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現役世界最強馬9戦9勝 欧州で衝撃の上がり3ハロン33秒2に英紙絶賛「破壊的末脚だ」

海外競馬のG1サセックスS(芝1600メートル)が27日、英グッドウッド競馬場で行われ、断然人気の英国馬バーイード(牡4・ハガス)が驚異の末脚で優勝。上がりタイムは欧州では驚異の33秒21だった。現役世界ランク1位、無傷の9連勝を飾った現役世界最強馬に、地元メディアも「破壊的末脚だ」と衝撃を表現した。

サセックスSを制したバーイード(右から3頭目)、日本馬バスラットレオン(左)は健闘の4着となった【写真:Getty Images】
サセックスSを制したバーイード(右から3頭目)、日本馬バスラットレオン(左)は健闘の4着となった【写真:Getty Images】

サセックスS制したバーイード、調教師「ツール・ド・フランスにオートバイで参加している」

 海外競馬のG1サセックスS(芝1600メートル)が27日、英グッドウッド競馬場で行われ、断然人気の英国馬バーイード(牡4・ハガス)が驚異の末脚で優勝。上がりタイムは欧州では驚異の33秒21だった。現役世界ランク1位、無傷の9連勝を飾った現役世界最強馬に、地元メディアも「破壊的末脚だ」と衝撃を表現した。

 バーイードが衝撃の末脚を見せつけた。7頭立ての6番手につけ、直線に残り2ハロンから持ったまま進出。追い出すと、逃げる日本馬バスラットレオンら一気にとらえ、残り1ハロンで先頭へ。そのまま1馬身3/4差をつけて完勝。着差以上に強い内容だった。勝ち時計は1分37秒74で、上がり3ハロンは33秒21。スローペースだったとはいえ、斤量61.5キロを背負い、タイムが出にくい欧州で叩き出した数字としては驚異的だ。

 英専門紙「レーシングポスト」は「彼(バーイード)の走りのスタイルは非情なほど効率的。フランケルのようにライバルたちを切り裂くことはないかもしれないが、彼の9連勝は(フランケルと)同じように確信に満ちていた」と伝説の名馬と比較しながら評し、「ジム・クローリーがボタンを押した時、彼のパートナーは破壊的な末脚を見せ、すぐにレースを終わらせた」と絶賛した。

 また、管理するウィリアム・ハガス調教師は「レース前は緊張したが、レース中で最高の馬だと感じた。彼は非常に多くのギアを持っている。それは誰かがツール・ド・フランスにオートバイで参加しているようなものだ」と粋な例えで愛馬の強さを表現したという。

(THE ANSWER編集部)

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