棒高跳び“新鳥人”世界新6m21に海外メディア衝撃「映像を博物館でスローで流し続けろ」
オレゴン世界陸上は24日(日本時間25日)、米オレゴン州ユージンで大会最終日の第10日が行われた。男子棒高跳び決勝では、アーマンド・デュプランティス(スウェーデン)が、自身が持つ世界記録を塗り替える6メートル21で金メダルを獲得。伝説のセルゲイ・ブブカ(ウクライナ)を超える“新鳥人”に海外記者からも驚きの声が上がった。
オレゴン世界陸上
オレゴン世界陸上は24日(日本時間25日)、米オレゴン州ユージンで大会最終日の第10日が行われた。男子棒高跳び決勝では、アーマンド・デュプランティス(スウェーデン)が、自身が持つ世界記録を塗り替える6メートル21で金メダルを獲得。伝説のセルゲイ・ブブカ(ウクライナ)を超える“新鳥人”に海外記者からも驚きの声が上がった。
海外メディアも度肝を抜かれる結末だった。
6メートル6の大会新記録を1回目でクリアしたデュプランティスは、自身の世界記録を1センチ上回る6メートル21まで一気にバーを上げた。これに2回目で成功。従来の記録は室内で達成されただけに、風の影響を受ける屋外で更新したことはより大きな意味を持つ。自身も歓喜を爆発させ、客席に向かってアピール。オレゴンの観衆から大歓声を浴びた。
ツイッター上では、海外メディアの記者から驚きの声が続々。米国の地元紙「ロサンゼルスタイムズ」のアンドリュー・グライフ記者は「アーマンド・デュプランティスは世界記録を樹立。これが世界陸上の終わらせ方」と驚けば、放送局「NBC」などに寄稿経験のあるリアム・ペット記者は「デュプランティスの映像を博物館でスローモーションで流し続けるべきだ」と粋な表現で称えた。
また、母国のアーネストジョン・オビエナが5メートル94のアジア新記録で銅メダルを獲得したフィリピンの地元メディア「インクワイアー」のマーク・ジオンギコ記者も「何度、世界記録を更新するんだ? まだ22歳だぞ」と記した。
デュプランティスは米国育ちの22歳。2020年にブブカの屋外世界記録6メートル14を塗り替え、今回で通算5度目の記録更新だった。元祖・鳥人の記録をもう7センチ更新している。いくつものワールドレコードが飛び出した今大会を締めくくった男のインパクトは十分だった。
(THE ANSWER編集部)