ラグビー日本代表、今季初戦でイタリア代表に快勝 福岡が60m独走トライ決める
ラグビー日本代表のテストマッチが9日、大分銀行ドームで行われ、イタリア代表に34-17で勝利。6月のテストマッチ3連戦で白星発進を決めた。
日本代表がイタリア代表にダブルスコアで勝利、テストマッチ3連戦で白星発進
ラグビー日本代表のテストマッチが9日、大分銀行ドームで行われ、イタリア代表に34-17で勝利。6月のテストマッチ3連戦で白星発進を決めた。
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今季初めてのテストマッチ。フランカーのリーチ・マイケル主将ら日本代表15人中13人がサンウルブズのメンバー。世界の強豪相手にもまれてきた経験豊富なチームが、世界ランク14位のイタリアに立ち向かった。
日本代表は世界ランクではイタリアを上回る11位だが、過去の対戦成績は1勝4敗と負け越している。イタリアは北半球最強の6か国対抗リーグ戦「シックスネーションズ」で、強敵とのマッチアップを重ねているチーム。来年のワールドカップ(W杯)で対戦するスコットランド、アイルランドの仮想敵でもあり、日本の実力を測るには絶好の相手だった。
前半14分に先制を許した日本だったが、その3分後に敵陣10メートル付近のラックから右に展開。細かくつないで、ラインブレークすると、最後はリーチからパスを受けたNO8のアマナキ・レレィ・マフィがトライ。ゴールも決まり7-7と追いつく。
さらに圧巻のシーンは同27分だ。自陣10mライン付近のラックから左に展開。抜け出したスピードスター、センター福岡堅樹が約60メートルを独走して左中間にトライを決めた。ゴールも成功し14-7とリードを奪った。
同33分にはSO田村優がペナルティゴール(PG)を決めて3点を追加。しかしその2分後に相手にトライを奪い返され、3点差に迫られたところで前半を折り返した。
後半10分にゴール正面でのPGを決められ、追いつかれたが、その6分後にゴール正面からの距離のあるPGを再び田村が決めて20-17と勝ち越しに成功。同20分には田村の右サイドへの見事なキックパスから最後はウイングのレメキ・ロマノ・ラヴァがトライを決めて突き放した。
同25分にはFB松島幸太朗もトライを奪い、ダブルスコアで快勝した日本代表。3勝を挙げた前回W杯の前年にもイタリアに勝利しており、まさに吉兆の2018年初白星となった。
(THE ANSWER編集部)