大東建託・いい部屋ネットレディス3日目

　女子ゴルフの国内ツアー「大東建託・いい部屋ネットレディス」が23日、北海道・滝のCC（6560ヤード、パー72）で第3ラウンドが行われた。首位と3打差の2位から出た三ヶ島かな（ランテック）は1イーグル、4バーディー、2ボギーの68で回り、通算15アンダーで首位の菊地絵理香（フリー）と2打差の2位で最終ラウンドへ。同組で回った小祝さくら（ニトリ）の“ダンクイーグル”に触発され、自身もスーパーイーグルを奪うという好プレーを見せた。

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　初日は6アンダーで首位。2日目も67のラウンドで、久しぶりに上位で決勝ラウンドを迎えた三ヶ島。しかし、この日は「前半からすごく緊張していて、うまくいかないなと思ってた」と1番のボギーの後は7番パー4までバーディーがないという苦しいラウンドだった。

　そんな中で迎えた13番パー4。同組で回った小祝が2打目で決めた“ダンクイーグル”を目の当たりにした。小祝からハイタッチを求められた三ヶ島だったが、胸中は複雑だったという。

「めちゃめちゃずるいな、って。（初日のワンバウンドイーグルの）記事とかも見ていて、すごいと思っていた。私にも一つくらい来てくれてもいいのにな」

　そんな思いでラウンドを続けていると、思いは突然叶った。15番パー4の2打目。残り104ヤードの位置から50度ウエッジで放った一打はピン横10センチに落ち、そのままカップインでイーグル。「一気に（差を）縮めることができて良かった」と笑顔で振り返った。

　狙うは昨年11月のツアーチャンピオンシップリコーカップ以来となるツアー2勝目。「ここまで来たらさすがに意識します。自分に打ち勝つことができたらいい」と言葉に力を込めた。