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大谷翔平トレードは“予測不可能” 元ドジャースGM見解、二刀流は「現代で前代未聞」

米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は昨季に続いて二刀流の躍動を見せる一方で、チームは38勝49敗の借金11と沈んでいる。2023年シーズン後にフリーエージェント(FA)になる大谷をトレードに出すべきかについて、地元紙では識者に聞いて特集を展開している。

エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】

「ロサンゼルス・タイムズ」がドジャース元GMらの見解を特集

 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は昨季に続いて二刀流の躍動を見せる一方で、チームは38勝49敗の借金11と沈んでいる。2023年シーズン後にフリーエージェント(FA)になる大谷をトレードに出すべきかについて、地元紙では識者に聞いて特集を展開している。

「MLBのトレードデッドラインで、エンゼルスはショウヘイ・オオタニを放出すべきか」と見出しで特集したのは地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」だった。5月25日以降、メジャーワーストの11勝31敗と低迷が続くエンゼルス。ア・リーグ西地区首位アストロズと19ゲーム差、ワールドカード争いで7ゲーム差と苦しんでいるが、契約を1年半残す大谷を他球団の有望株と引き換えにチーム再建を目指すべきか、特集では識者に聞いている。

 ドジャーズのダン・エバンス元GMは、前例のない二刀流選手のトレードについて“予想不可能”と強調。「現代のいかなるマーケットやトレードデッドラインでも、前代未聞だ。過去の先例という面では近いものがない。価値という点では、誰にも本当にわからないんだ」と正直な胸の内を語った。

 一方で、カブスの元スカウトのビリー・ブリッツァー氏は若手の有望株複数とメジャーのタレントをエンゼルスに供出する条件として、大谷には新天地と長期契約を結び直すというシナリオを挙げている。

「私が彼を獲得するチームとすれば、トッププロスペクト何人かとメジャーの何選手かを手放して、サイン・アンド・トレードになるだろう。彼が私のチームの未来にいることを確実にしなければいけない。彼はチームのコーナーストーン(重要な選手)になるのだから」

 特集の最後には、エンゼルスのスタンスにも注目。「オオタニをトレードすることは未来のエンゼルス再建に役立つが、FA前に移籍させるかは球団判断になる。ミナシアンGMの決断ではない。ミナシアンが勧めたとしても、オーナーのアート・モレノがオオタニ絡みのトレードを認めない可能性は極めて高い」と記し、最終的にはオーナー判断の案件であると分析した。

(THE ANSWER編集部)


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