ゴルフで問題視されるマナー&エチケットの乱れ 改善へJGA新会長「啓蒙に取り組む」
公益財団法人日本ゴルフ協会(JGA)の新会長就任が決まった池谷正成会長が5日に会見。今後の目標として、世界で勝てる選手の育成だけでなく、若者や女性ゴルファー創出のための環境整備や組織運営の透明性向上などを掲げた。
新体制となって始動したJGA
公益財団法人日本ゴルフ協会(JGA)の新会長就任が決まった池谷正成会長が5日に会見。今後の目標として、世界で勝てる選手の育成だけでなく、若者や女性ゴルファー創出のための環境整備や組織運営の透明性向上などを掲げた。
スポーツ庁が発刊する「スポーツガバナンスコード」に則った組織運営が求められる中、JGAも定款の変更や組織改革などを推進。6月24日の2022年第1回定時評議員会とその後に行われた臨時理事会で前体制の役員の多くが退任した。
新たな船出となった中で池谷会長は「女性理事の割合などまだまだ課題はあるが、昨年の東京五輪で日本代表の稲見萌寧選手が銀メダルを獲得し、畑岡奈紗選手も目立っている。そうした選手の活躍によって、ジュニアのゴルフを広く知ってもらうきっかけになった。これからも選手の強化に努めていきたい」とJGAとしての使命遂行を改めて訴えた。
コロナ禍の中で「密にならないスポーツ」として健康を意識する上でも関心が高まっているゴルフ。一方でゴルフの本質ともいえるマナーやエチケットの乱れといった問題も目立っている。池谷会長は「マナー、エチケットの啓蒙にも引き続き取り組み、楽しく正しくゴルフを楽しんでいただけるように努めたい」とさらなるイメージアップに向けて意気込みを見せた。
近年の国内女子ゴルフは1998年度生まれの「黄金世代」や2000年度生まれの「プラチナ世代」が席巻。池谷会長は「ナショナルチームとして成績のいい中高生を選抜し、外国人スタッフのもとで体力づくりや総合的な戦略を進めた成果が出てきて選手が育っている」とこれまでの成果については胸を張る。今後はさらなる組織改革とともに、世界で勝負ができる人材の発掘、育成に尽力していく。
(THE ANSWER編集部)