錦織は本命ジョコの有力対抗馬? 全豪展望、地元紙評価は…
テニス界にとって2017年最初のグランドスラムとなる全豪オープンが現地時間16日に開幕する。かつての絶対王者ロジャー・フェデラー(スイス)が一時の休養を経てグランドスラム出場を果たすなど、世界的にも注目度が高まる中、オーストラリア紙「ヘラルド・サン」電子版は同大会の展望記事を掲載している。果たして、錦織圭(日清食品)の評価は――。
17年グランドスラム初戦、本命は過去6度Vジョコビッチ
テニス界にとって2017年最初のグランドスラムとなる全豪オープンが現地時間16日に開幕する。かつての絶対王者ロジャー・フェデラー(スイス)が一時の休養を経てグランドスラム出場を果たすなど、世界的にも注目度が高まる中、オーストラリア紙「ヘラルド・サン」電子版は同大会の展望記事を掲載している。果たして、錦織圭(日清食品)の評価は――。
現在、男子テニスはノバク・ジョコビッチ(セルビア)とアンディ・マレー(英国)が世界ランキング1位を熾烈に争う構図となっているが、同紙が推したのはジョコビッチだった。
「ジョコビッチは世界ランク1位でトーナメントに臨まないかもしれないが、彼は通算7度目となる同タイトルを掲げる本命であることは確かだ」と、過去6度全豪を制した実績を重視。また「彼がカタール同様のプレーをオーストラリアで見せれば、負かすのは非常に困難だろう」と、マレーを破って連覇した現在の調子もプラス要素に置いた。
そのジョコビッチに敗れたマレーだが、対抗馬の第1候補に挙げられている。「マレーが男子テニス界のトップに上り詰めたのは偶然ではない。このスコットランド人選手は2016年最後の数か月、誰にも止められなかった」と充実ぶりを評価。計5度の準優勝に終わり、悲願となる全豪制覇へ「彼自身、セカンドサービスの改善が生命線になると信じている」と、具体的な課題も記している。