「大きな損失だ」 大乱闘で右肘骨折のエンゼルス右腕に米記者指摘「厳しい代償」
大乱闘が起きた米大リーグのエンゼルスで骨折をした選手がいた。26日(日本時間27日)のマリナーズ戦で両軍入り乱れの殴り合いで退場者が続出。アーチー・ブラッドリー投手はベンチを飛び出す際に転倒し、右肘を骨折した。米ポッドキャストのホストが動画を公開。米記者は「厳しい代償」「もう一つの痛手」と報じた。
エンゼルス右腕ブラッドリーが全治4週間以上の右肘骨折、乱闘参戦時に…
大乱闘が起きた米大リーグのエンゼルスで骨折をした選手がいた。26日(日本時間27日)のマリナーズ戦で両軍入り乱れの殴り合いで退場者が続出。アーチー・ブラッドリー投手はベンチを飛び出す際に転倒し、右肘を骨折した。米ポッドキャストのホストが動画を公開。米記者は「厳しい代償」「もう一つの痛手」と報じた。
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大乱闘で投手が利き腕の肘を骨折した。2回にエンゼルスが死球を与えたところで乱闘が勃発。大谷翔平ら両軍ベンチから続々と選手が飛び出す中、ブラッドリーは乗り越えようとしたベンチの柵に足を引っかけたようだ。両手をつきながら転倒。米ヤフースポーツは「アーチー・ブラッドリーがマリナーズとの乱闘の際、手すりから落下し、肘を骨折」と報じた。
記事によると、ブラッドリーは15日間の故障者リスト入りし、全治は最低4週間という。両チーム計12人が処分となった乱闘。米紙「USAトゥデー」のボブ・ナイチンゲール記者は、ツイッターで「エンゼルスとマリナーズの一戦で、出場停止処分になっていない選手まで厳しい代償を払っている」と指摘した。
中継ぎ右腕のブラッドリーは今季21試合で防御率4.82、4ホールド、2セーブだった。MLB公式サイトに掲載されたエンゼルス番、レット・ボリンジャー記者の記事では、「ブラッドリーが右肘を骨折。2か月の戦線離脱の予想」と説明。「4人の選手、4人の首脳陣が出場停止処分を受けたエンゼルスにとって、もう一つの痛手となった」と記した。
エンゼルスはネビン監督代行も出場停止処分になった。記事では“監督代行の代行”となったベンチコーチのレイ・モンゴメリー氏のコメントを紹介。「彼の活躍やクラブハウスでの存在感を考えれば大きな損失だ」と嘆きつつ、「他の選手が頑張るしかない。彼がいなくなるのは確かに残念だが、他の選手たちは何をすべきか分かっているだろう」と話しているという。
28日(同29日)のホワイトソックス戦は大谷らの3本塁打でリードしたが、中継ぎ陣が打ち込まれ、4-11の逆転負けを喫した。ブラッドリーの長期離脱の悲報により、さらに苦しい状況になりそうだ。
(THE ANSWER編集部)