大谷翔平が6勝目、最終108球目に

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は22日（日本時間23日）、本拠地ロイヤルズ戦に「2番・投手兼DH」で先発し、8回2安打無失点、メジャー自己最多の13奪三振で今季6勝目を挙げた。米メディアは13個目の三振を奪った動画を公開。外角高めにもかかわらず、変化球で右打者をのけ反らせた。米ファンは「大型契約だ」「神モード起動」と熱狂している。

　この日の108球目だった。3-0の8回2死走者なし。追い込んだ大谷は138キロのスライダーを投じた。沸き上がるスタンド。右打者のエマニュエル・リベラはわずかに体をのけ反らせた。大きく曲がり、結果的に外角高めに収まった一球。見逃し三振でファンは総立ちだ。

　動画を公開した米カリフォルニア州地元局「バリー・スポーツ・ウェスト」公式ツイッターは、文面に「ショウヘイ・オオタニがキャリアハイ更新！」と13奪三振を報道。米ファンは「歴史がつくられるのを見るのは最高だ！」「さらなるショウヘイの瞬間」と興奮を表現した。米ポッドキャストメディア「ジョムボーイ・メディア」の番組「トーキン・ベースボール」も同じ動画を投稿。こちらのコメント欄でもファンは衝撃を受けた様子だ。

「神モードを起動した」
「大型契約だ」
「なんていう圧倒的なパフォーマンスだろう」
「昨晩は特大弾で今日はこれかよ」
「これはエグいね」
「この男は異常だ」

　前日は3ラン2本を含む4打数3安打8打点。翌日のマウンドは奪三振ショーだった。この日は打者として3打数1安打2四球。5-0の勝利に導き、連敗を2でストップさせた。